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李大統領「親日問題、功罪両面を考えなければ」

李大統領「親日問題、功罪両面を考えなければ」

Posted April. 30, 2008 06:23,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日、大統領府で開かれた仏教、キリスト教、カトリックなど7つの宗教団体の指導者たちを招いた昼食懇談会で、親日問題、南北関係、国際原油価格問題、公企業改革など、多岐にわたる国政の懸案問題について意見を述べた。

懇談会には智冠(チグァン)曹溪宗総務院長、嚴信亨(オム・シンヒョン)韓国キリスト教総連合会会長、金喜中(キム・ヒジュン)カトリック司教、崔根徳(チェ・グンドク)成均館長、李成澤(イ・ソンテク)円仏教教政院長、金ドンファン天道教教領、韓陽元(ハン・ヤンウォン)民族宗教協議会長らが出席した。

▲「国民和合の次元で公平に考えなければ」〓李大統領は親日問題に関連して「国民和合という次元で、功罪をバランスよく見るべきだ。我々は、日本を許しているのに…」と語った。

李大統領はまた、ソウル市長時代に未堂・徐廷柱(ソ・ジョンジュ)先生の子孫たちが(親日派を巡る議論のために)生家を売却して集合住宅を建てようとしたところをソウル市が買い取って復元した例を挙げ、「わが国の代表的な詩人なのに…、間違ったことは間違ったものとして見るけど、功は功として認めるべきだ」と述べたと、李東官(イ・ドングァン)大統領府報道官が伝えた。

李大統領は特に、「各種の過去史清算関連の委員会のメンバーは主に過去の政権で任命されている。過去史関連の委員会を整理するためには法律を変えなければならない」と言い、過去史関連の各委員会を大幅に整備する方針を示唆した。

さらに、「新政府は家庭回復運動を実施しようと思っているが、宗教界も積極的に参加してほしい」と言い、「わが国民は優秀であるだけに、家庭、国民、国、南北関係が本来あるべき姿に戻れば世界一流の国家になれる」と話した。

▲「金総書記、会わない理由などない」〓南北関係については、「米国、日本からの信頼も取り付けたので、北朝鮮ともしっかりとした関係を確立して、信頼関係を回復すれば良い」と述べ、「南北関係を正常な軌道に乗せるべきであって、真摯な姿勢と民族愛をもって胸襟を開いて会うべきだ」と述べた。

李大統領は、そのうえで「同じ民族同士で助けあうことは当たり前のことだ。日本の首相とは今年だけで5回も会っているのに、金正日(キム・ジョンイル)総書記に会わない理由などない」と述べ、「必要ならばいつでも会うつもりだ。ただ、今までは向こうが暴言を吐くのでそのたびに暴言を控えるようにと言ってきたが、これからは原則をもってつきあおうと思っている」と語った。

▲省エネ運動と公企業改革〓李大統領は、高騰している国際原油価格問題に触れ、「エネルギーを節減しなければならないが、政府が法律や規制で対応しようとするのは良くないやり方でもあり、そして古い発想だ」と述べ、「宗教団体や市民団体が自発的に行動を起こしてくれないと成功できない」と話した。

公企業の改革については、「一部公企業の社長らが年俸9億や10億ウォンをもらっているそうだが、(その会社が)それだけの効率を上げているのかは不明だ」と述べ、高年俸に対する驚きを表した。李報道官によると、これに対して一部の出席者は「公企業の実態が公開されれば国民がショックを受け、批判に晒されるだろう」と話したという。



swpark@donga.com ddr@donga.com