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「牛に非常口が読めるか」李大統領、現場本意の行政を強調

「牛に非常口が読めるか」李大統領、現場本意の行政を強調

Posted April. 28, 2008 09:16,   

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政府は内需振興のために策定しようとした4兆8655億ウォン規模の補正予算を、4月の臨時国会では推進しないことにした。その代わり、使うのに国会の同意を必要としない約2兆ウォンを投入する予定だ。

李東官(イ・トングァン)大統領府報道官は27日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が財政戦略会議を開いてこのような方針を決めたと発表した。

李報道官は同日のブリーフィングで、「補正予算を編成するためには、国家財政法を改正しなければならないが、与野党が反対しているため、4月の国会ではこれを推進しないことにした」と話した。

しかし、4月国会以後に補正予算を推進するかどうかについては、「それはまだ分からない」と言い、第18代国会開院後、国家財政法の改正を経て補正予算を推進するか可能性もあることをうかがわせた。

李大統領は同日の会議で、「予算を増やすのも重要だが、既存の予算を效果的に使わなければならない」と話した。

李大統領は続いて、前日訪問した京畿道抱川市(ポチョンシ)のある畜産農家の話を紹介しながら、規制改革と現場中心行政を再び強調した。

李大統領は、「(非常口表示板の付着を義務付けた)消防法のため、(規制が)ややこしくて畜舎を建てることができないと言っていた。(火事が起きたとしても)牛がそれを見て避難するのでもないのに…」と言い、「消防法がややこしくつくられているため、余計なお金を使わなければならないそうだ。恥ずかしくて何とも答えられなかった」と叱咤した。

大統領はまた、「(火事など)有事の際に、牛に非常口から出ろと教育できないのであるから、法を改正するなら、このような法こそ改正しなければならない。国会で大きく取り扱われることではなく、民生に関わった些細なことから変えてこそ、国民に競争力が生ずる。長官たちは報告だけを受けずに、現場に出て確認して話を聞かなければならない」と促した。



ddr@donga.com