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「誠実な核申告を要求」北朝鮮に間接的にメッセージ

「誠実な核申告を要求」北朝鮮に間接的にメッセージ

Posted April. 28, 2008 09:16,   

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米政府は25日、北朝鮮とシリアの核協力に対する情報を昨年末、北朝鮮を含む6者協議参加国に提示し、同問題を話し合ってきたことを明らかにした。

マコーマック国務省報道官は同日の定例会見で、「米国は情報を昨年末頃、中国、韓国、日本、ロシアに伝え、北朝鮮にも提示した」とし、「(映像まで見せたかどうかを含め)具体的にどのレベルまで提示したかを明らかにすることはできないが、実質的内容と結論は、6者協議の参加国が驚くほどのことではない」と述べた。

そして、「この数ヵ月間、6者協議の枠組みで同問題は論議されてきた。十分な情報が共有されているため、北朝鮮は私たちが(北朝鮮とシリアとの間に)どのようなことがあったのか承知していることを理解している」と述べた。

さらにマコーマック報道官は、北朝鮮の核計画の申告内容が提出されれば、これを基にブッシュ大統領がプロセスを進めていくかどうかを決定することになると述べた。これは、テロ支援国家リストからの削除などの進展した措置を取るかどうかは、今回の波紋と関係なく、北朝鮮側の申告内容の誠実さと正確さによって決定するということを明確にしたものとみえる。

米政府は、核協力疑惑も申告内容の検証およびモニタリング対象に明示する案を北朝鮮側と協議するという。

このようななか、米情報当局は、昨年9月6日にイスラエル空軍がシリアの核施設を爆撃した後も、北朝鮮の核関係者らが問題の場所を訪れ、破壊された原子炉の損傷程度の調査支援をしたものと推定されると明らかにし、米国内の強硬・穏健派間の論議が激しくなるものとみえる。

米国務省は、「北朝鮮とシリアの核協力は過去のこと」とする見解だが、議会と政府の強硬派は、「北朝鮮が00年代初めだけでなく、核施設の無能力化などの非核化プロセスが進められている最中にも、核技術の拡散に関与してきた可能性がある」として、問題視する可能性が高い。

いっぽう、民主党の大統領選挙予備候補のボラク・オバマ上院議員は、「北朝鮮が、シリアの核兵器製造に手助けした疑いがあるという点は、非常に残念なことだ。このような北朝鮮の活動は、米国が北朝鮮との直接対話を中止した期間に発生した。私は敵対国とも話し合わなければならないとずっと強調してきた」と述べた。

また、「北朝鮮との対話を続けるために、米政府が北朝鮮に対してこれまで堅持してきた要求事項から一部後退する兆しが感知されているが、それではいけない」と述べ、核技術の拡散とウラン濃縮問題などに対して徹底的な検証を求めた。



sechepa@donga.com