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大統領府首席秘書官に自耕確認書改ざん疑惑も

大統領府首席秘書官に自耕確認書改ざん疑惑も

Posted April. 26, 2008 07:59,   

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朴美碩(パク・ミソク、写真)大統領社会政策首席秘書官が夫の名義で保有している、仁川市中区雲北洞(インチョンシ・チュング・ウンブクドン)の農地(1352平方メートル規模)をめぐる議論が、なかなか収まる気配を見せていない。

一部では、朴首席秘書官が、問題の土地を合法的に所有していることを主張するために、自耕事実確認書などの関連書類を改ざんしたという疑惑まで提起されている。

仁川の現地の関係者らの言葉を総合すれば、朴首席秘書官側は自耕事実確認書を財産公開の直前に、何らかの手を使って作成したものと見られる。朴首席秘書官が大統領府に提出した自耕事実確認書に署名した雲北洞の統長(町内会長に相当)の金某氏(56)は25日、東亜(トンア)日報の記者と会って、「20日午後3時ごろ、雲北洞の水田を朴首席秘書官の夫である李氏と共同で買い入れたチュ氏が事務室へやってきて確認書を作成した後、署名をもらっていた」と述べた。

金氏は続いて、「確認書の内容は、朴首席秘書官の夫などが『雲北洞の水田で03年1月1日から08年4月15日まで稲を育てた』ということだ」と話し、「チュ氏に『3人が水田を買い入れて一緒に農業をやっているのだが、この事実を証明できる方法を教えてほしい』と要求されて、自耕事実確認書をもらえばいいと言ったので、頼まれて書いてやった」と付け加えた。

しかし、金氏はチュ氏らが実際、稲を耕作したのかを別途確認したかどうかについては、これといった説明をしなかった。

チュ氏らが実際に農業をしていたのかについて、近くの住民らは「どうもそうらしい」という反応を示した。

雲北洞の住民A氏は、「田植えと稲刈りをする農繁期には、ソウルに住む地主らが一緒に働いた後、食事をする姿を見た。頻繁ではなかったが、農業が忙しい時には直接仁川にやってきた」と話している。

また、別の住民のB氏は、「地主らが農業の知識がなかったので、春、苗代を作る時と、秋の刈り入れの時は我々に手を貸してほしいと頼んできた」と述べた。

これに対し朴首席秘書官は同日、釈明資料を出し、「自耕事実確認書をもらいに仁川へ行ったことはなく、ただ、チュ氏らを通じて確認書を渡してもらった」と述べて、「仁川の土地と関連した書類を偽ったような事実はない」と反論した。

朴首席秘書官はただし、農地法違反の疑惑に関しては、「農地の共有者らが直接営農をして自耕の事実が確認されれば農地の所有ができると思っていた。実定法の具体的な内容をよく知らなかった部分があり、申し訳なく思う」と述べて、「規定に従い、売却などの措置を取る。しかし、投機する意向はまったくなかった」と付け加えた。

李東官(イ・ドングァン)大統領府報道官も、「朴首席秘書官をめぐる疑惑は、正常な国政運営に支障をきたさないぐらいのもの、というのが現在までの判断だ」と述べた。

一方、統合民主党、自由先進党などの野党では、一斉に朴首席秘書官の辞退を促した。

民主党の車英(チャ・ヨン)スポークスマンは、同日のブリーフィングで、「李明博(イ・ミョンバク)大統領は大統領府の国民生活を担当するラインの責任を厳しく問うべきであり、朴首席秘書官は公職者として良心があったら、即刻自ら辞退せよ」と促した。



ddr@donga.com kchwang@donga.com