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李大統領、「ソウルと平壌に連絡事務所設置」を提案

李大統領、「ソウルと平壌に連絡事務所設置」を提案

Posted April. 19, 2008 05:47,   

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訪米中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は17日、「韓国へ帰ったら北朝鮮側に、『ソウルと平壌(ピョンヤン)に常住連絡事務所(liaison office)を設置して、南北の常時的な対話チャンネルを構築する』ことを提案する」と、明らかにした。

李大統領は同日、ワシントンのブレアハウスで行った米紙ワシントンポストとのインタビューでこのように述べ、「具体的な内容については南北間で話し合うべきだが、事務所長は南北双方の最高指導者を対面できるほどの地位にいる人物が任命されるべきだ」と述べた。

韓国政府は1990年9月にソウルで行われた第1回南北首相会談以来、6回にわたって南北連絡事務所の設置を北朝鮮側に提案した経緯があるが、大統領自ら公開の場で提案したのは初めてだ。

とくに、李大統領の常住連絡事務所開設の提案は、李明博政府としては北朝鮮に対する初めての公式対話の提案になる。

李大統領は、「連絡事務所を提案したのは、北朝鮮の核問題の解決に取り組むとともに、南北間の対話チャンネルを設けることで、南北関係を協議し管理する目的がある」と述べ、南北対話と北朝鮮核問題の解決に向けた努力を並行して進める考えを明確に示した。

また、北朝鮮のウラン濃縮プログラム(UEP)とシリアとの核協力疑惑については、「北朝鮮が(最近のシンガポールでの米朝接触で)二つの疑惑に対して、間接的に認めたものと見ている」との見解を示し、「北朝鮮の特殊性からして、そのぐらいならすでに認めたも同然とみて、次の段階(北朝鮮核の廃棄段階)へ移行するのも、北朝鮮の核問題を解決する一つの方法だ」と述べた。

さらに李大統領は「もう一つ重要なポイントは、北朝鮮がこれからは核拡散活動に関わらないと約束したことだ」と評価した。



triplets@donga.com swpark@donga.com