Go to contents

骨董品が並ぶ迎賓館…寝室に三星TVも 米ブレアハウス

骨董品が並ぶ迎賓館…寝室に三星TVも 米ブレアハウス

Posted April. 18, 2008 03:21,   

한국어

米ワシントンを訪問している李明博(イ・ミョンバク)大統領は、ホワイトハウスの向かい側に位置している公式迎賓館「ブレアハウス」で16〜17日の2泊を、メリーランド州にある大統領専用の別荘「キャンプ・デービッド」で18日に1泊する。

ブレアハウスは1824年に米国史上初の公衆衛生局長官を務めたジョセフ・ロベル氏が私邸として建てた建物。1942年に米国政府が購入した後、国賓が泊る宿所として使われてきた。寝室と居間、書斎など7つのスペースで構成されている。

内部には17世紀の中国の屏風、18世紀の欧州の陶磁器、19世紀のヴェネチア鏡など52点もの骨董品が整然と並ぶ。しかし、こうした趣深い雰囲気とは対照的に、外国の首脳が使うVIPルームの寝室と居間、書斎などの3ヶ所には三星(サムスン)電子の新型HDテレビが置いてある。ホワイトハウス側は2006年9月頃、従来の日本製品のソニーテレビを三星電子の製品に変えた。当時、韓米首脳会談を控えており、配慮した側面もあるが、三星製品の技術力が高く評価されたことだと関係者らは説明した。

食堂である「リーダイニングルーム」は6・25戦争(韓国戦争)に関連した歴史の現場でもある。1950年6月30日にハリー・トルーマン元米大統領はここで米地上軍の参戦を決めた。トルーマン元大統領は1951年の4月11日、戦況の拡大で葛藤をもたらした当時の国連軍最高司令官ダグラス・マッカーサー将軍の解任決定をここで下した。

豪華なブレアハウスとは異なり、韓国の大統領に初めて公開されるキャンプ・デービッドは素朴な「キャビン(小屋)」だというのが、先日この建物を下見した首脳会談韓国側準備チームの評判だ。大統領夫妻の他に公式随行員とガードマンなど約15人が計10個余りのキャビンに分かれて宿泊し、残りの随行員はキャンプ・デービッドのあるキャトクティン山の麓にある現代式のホテルに泊まる。

キャンプ・デービッドは各種のスポーツ及びレジャー施設を取り揃えている。1ホールの簡易ゴルフ場と馬場、マウンテンバイクコース、ボーリング場がある。外部の者は近付くことができない所だが、随行員たちのための記念品店もある。

一方、ブッシュ米大統領はキャンプ・デービッドで米大統領の徽章が刻まれた皮ジャンパーを李大統領にプレゼントする予定だ。



triplets@donga.com