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ハンナラ、157議席なら全常任委員会を掌握

ハンナラ、157議席なら全常任委員会を掌握

Posted April. 08, 2008 06:27,   

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与党ハンナラ党は、国会のすべての常任委員会を掌握できる「安定過半数」の168議席を目標として掲げているが、実際は157議席なら、非ハンナラ党142議席との差が15議席になり、すべての常任委で多数を占めるものとみえる。

小選挙区制で実施された88年の第13代総選挙以来5回の総選挙の結果、過半数の政党が出現したのは、04年の第17代総選挙時のヨルリン・ウリ党が唯一だが、すべての常任委を単一政党が掌握した例はない。

ハンナラ党が165議席を超える議席を取れば、大統領選挙に続き総選挙でも圧勝することになり、一気に政局の主導権を握ることになるだろう。

過半数をかろうじて上回る150〜160議席なら、ハンナラ党が政局の主導権を握るうえで支障はないが、大統領選直後のムードと政界の期待心理を考慮すれば、「政治的勝利」と見ることは難しい。

可能性は高くないが、ハンナラ党が140〜149議席にとどまる場合、過半数の議席確保のために無所属や群小政党の当選者獲得に乗り出すとみられる。自由先進党や「親朴連帯」などキャスティングボートを握る政党の価値が高くなる構図だ。

140議席未満なら、ハンナラ党の「惨敗」となり、大々的な政界再編につながる可能性が高い。この場合、与党は、先進党や親朴連帯などと「保守大連合」を推進する誘惑にかられるだろう。

統合民主党は、改憲阻止ラインである100議席を超えれば、政府与党を「有意味に」けん制できる動力を確保でき、「善戦」したという評価を受けるだろう。

この場合、民主党は政府与党の国政パートナーとしての立場を固めるだけでなく、改憲論が噴き出しても、独自の声を上げることができる。第17代総選挙で121議席を獲得したハンナラ党は、152議席を占めたヨルリン・ウリ党が推進しようとした国家保安法廃止などを阻止した前例がある。

民主党が、100議席確保に失敗した場合、政府与党を実質的にけん制するには力不足となる可能性が高い。党内では責任論が提起され、党権闘争に突入し、政治路線が分裂する事態につながる可能性も排除できない。



jkmas@donga.com sys1201@donga.com