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三星—LG「携帯電話の王座奪還まで、後もうすこし」

三星—LG「携帯電話の王座奪還まで、後もうすこし」

Posted March. 28, 2008 07:33,   

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事業の不振から苦戦を強いられてきた世界3位の携帯電話メーカーの米モトローラが26日(現地時間)、携帯電話事業部門を別個の会社として切り離すと公式発表した。

また、LG電子が今年第1四半期(1〜3月)に史上最大の携帯電話販売業績を上げ、日本のソニー・エリクソンを抜き、携帯電話で第4位に浮上するだろうという予測が出るなど、世界携帯電話業界の地殻変動が予想される。

27日ウォールストリートジャーナルなど外電によると、モトローラは携帯電話部門の昨年の赤字が12億ドル(約1兆1844億ウォン)と業績が振るわない状況で、モトローラの持分を買い入れた「企業ハンター」のカール・アイカン氏などが、会社の分離を要求したことを受け、二つの上場株式会社に分割する方針を固めた。

会社の分離作業は、来年を目処に完了する見通しであり、分離された二つの会社のうち一社は、携帯電話を目玉事業とし、もう一社はTVセットトップボックス、通信装備などの事業を手がける計画だ。

モトローラの最高経営者(CEO)であるグレッグ・ブラウン氏は、「分離を通じ、資本構造の最適化と経営の柔軟性アップを図ることができるだろう。携帯電話部門を取り仕切る新しいCEOを迎え入れる予定だが、分離された携帯電話事業を売却する計画はない」と説明した。

一方、世界5位のLG電子は、昨年下半期(7〜12月)に欧州および北米市場で発売を開始したビューティーフォン(100万台)、ボイジャー(70万台)、ビーナス(50万台)など、新製品の好調な売れ行きに支えられ、携帯電話の業績が大きく改善した。

ウリィ投資証券、大信(テシン)証券、モルガン・スタンレーなど、国内外の投資会社は当初2200万台だったLG電子の第1四半期の予想携帯電話販売量を最近2290万〜2400万台に上方修正した。同社の最大販売量は昨年第4四半期(10〜12月)に2370万台だった。

同期間中に販売不振に陥ったソニー・エリクソンは、2510万台だった第1四半期の予想販売量を2200万台に下方修正すると最近発表した。

これと関連し、ドイツ銀行(独・Deutsche Bank)は第1四半期のLG電子の携帯電話のシェアを昨年年間7.2%から1.1ポイント増の8.3%、ソニー・エリクソンは8.0%と順位変動を見込んでいる。

LG電子がソニー・エリクソンを抜いて4位に上がるのは、06年第2四半期(4〜6月)以来7四半期ぶりのことだ。

携帯電話業界では、特に事業分離に乗り出したモトローラの第1四半期の販売量が3000万台わずかに止まるものと観測し、ソニー・エリクソン、LG電子などがシェアを伸ばすものとみている。

米カートナー、CCSインサイトなどの市場調査会社は、「モトローラが携帯電話事業を分社化するなどの変化に見舞われるうちに、ライバル会社はそれをシェアを伸ばす追い風にするものとみられる」と分析した。

携帯電話の世界一であるフィンランドのノキアを追い上げる三星(サムスン)電子も、中国の惠州工場など新規工場の中低価製品の生産量を増やし、ベトナムの工場への投資を確定するなど本腰を入れはじめた。

米市場調査機関ストラテジー・エノルリティックス(Strategic Analytics)は、今年2月の報告書で「ノキアの第1四半期の予想販売量は、直前四半期対比2230万台減の1億1120万台にとどまったのに対し、三星電子の販売量は同20万台増の4650万台になる見通し」と予想している。



nex@donga.com kong@donga.com