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米銀行マンが養子縁組した韓国系子供4人を殺害

米銀行マンが養子縁組した韓国系子供4人を殺害

Posted March. 27, 2008 08:13,   

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米アイオワ州アイオワシティーで、銀行の資金を横領した疑いで起訴された40代の白人男性が、夫人と韓国から養子縁組して迎えた子供4人を殺害し、自らも命を絶った。

市警察局の発表とガゼットオンラインなど現地マスコミの報道によれば、24日午前、アイオワシティー郊外の住宅で、シェリル・シュペル(42・女)氏と、韓国から養子縁組して迎えた四人兄妹のイソン(10)君、セス(7)君とマイラ(5)ちゃん、エリナー(3)ちゃんの5人が、遺体で発見された。

警察は同日、この家の家長であるスティーブン・シュペル(42)容疑者と推定される男性から、「早く行ってみろ」という電話を受け、現場に出動し、彼らの遺体と、凶器と推定されるバット2本を発見した。

シュペル容疑者は、遺体の発見から約5分後、現場から14キロほど離れた高速道路で中央分離帯に衝突し、火炎に包まれたミニバンの中から、死体で発見された。

警察は25日午後、記者会見で、「シュペル容疑者は先に妻を殺害し、ガレージで一酸化炭素を使って子供たちと心中を試みるが失敗し、子供たちを殺害した後、自殺したものと推定される」と発表した。

警察は、「シェリル氏は奥の間で、子供2人は2階の部屋で、1人は地下寝室、1人は地下の遊び部屋でそれぞれ発見され、鈍器(バット)で殴られて殺害されたもよう」と説明した。

警察は、シュペル容疑者が台所に残した6枚の遺書で、「すまない」という言葉を数十回も繰り返したこと、兄の携帯電話に「われわれ家族は皆天国にいるだろう」という内容の音声メッセージを残したことも公開した。

連邦捜査局(FBI)によれば、シュペル容疑者は、地域銀行のヒルスバンクアンドトラストの副社長として在職したが、56万ドルを横領した疑いで、先月起訴されたという。

シュベル容疑者は、横領疑惑が起こると、疑いの大半を認め、保釈金25万ドルを払って釈放された。4月21日に裁判が予定されており、30年以下の懲役刑に処される可能性もあった。

シュペル容疑者夫妻は毎週、子供たちと教会に通っていたそうで、23日の復活祭ミサにも家族全員が参加したという。事件の翌日は、マイラちゃんの6歳の誕生日だった。

シェリル氏は、子供たちの養育に専念するため、教員職をやめた。周辺住民によれば、子供たちのうち一人は数カ月前に養子縁組の手続きを終えたばかりだという。

教会関係者は、「夫婦は養子縁組の前から、子供たちの写真を見せてくれるなど格別の愛情を示しており、養育にも熱心なようだった」と話している。



sechepa@donga.com