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公務員の報酬満足度、民間企業を抜いた

Posted March. 25, 2008 03:31,   

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韓国労働研究院が調べてまとめた「韓国労働パネル」の1998年版、2001年版、05年版をもとにした分析の結果、公務員の報酬に対する満足度は98年の時点では2.86点(5点満点)で、民間企業の社員に比べて0.1点低かった。

しかし、01年にその差が0.02点まで縮まり、さらに公務員の報酬が現実化した05年には3.20点と、民間企業従業員の報酬満足度を0.21点ほど上回った。福利厚生に対する満足度も98年3.01点で、民間企業従業員に比べ0.12点低かったが、05年には3.43点と0.19点高くなった。

また、雇用安定に対する満足度では、民間企業で大規模な人員削減が行なわれた98年に、公務員が民間企業従業員に比べ0.73点高い3.98点となったが、05年も3.98点で、0.55点高かった。職務の内容や勤務条件でも、公務員の満足度は民間企業従業員に比べて大幅に上昇した。

こうした現象は、金大中(キム・デジュン)政権から「公職は報酬は少ないが安全性が高く、民間企業は報酬は多いが安全性が低い」という常識が崩壊したのが背景にあるようだ。00年に「公務員報酬現実化5ヵ年計画」がスタートし、民間企業の88.4%にとどまっていた公務員の報酬が04年には民間企業賃金の95.9%にまで上がった。

一方、通貨危機後、「労働市場の柔軟化」によって整理解雇が一般化するにつれ、民間企業の雇用の安全性はさらに低くなった。

専門家は、「民間企業部門の処遇は『競争』によって決まるのに対し、公共部門の処遇は『政策的意志』によって決まる」として、「したがって、民間企業を基準に公務員への処遇改善が効率的なものかどうかを判断することについては議論の余地がある」と語った。



gaea@donga.com