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「ネット中毒も精神病…韓国が最も深刻」 米研究者が分析

「ネット中毒も精神病…韓国が最も深刻」 米研究者が分析

Posted March. 24, 2008 03:16,   

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インターネット中毒は精神病の一種であり、これに関する最も興味深い事例や対策が韓国から出ていると、米国の精神科医が主張した。

米オレゴン健康科学大学のジェラルド・ブロック博士は、米精神科学会誌の3月号のコラムで、「インターネット中毒は、精神障害診断マニュアル(DSM−V)に含まれるべきだ」という韓国青少年保護委員会の昨年のシンポジウム資料などを引用して、韓国の事例を紹介した。

ブロック博士は、「韓国ではインターネットカフェでの10件の心肺関連死亡事故や1件のゲーム関連殺人事件が起きた後、インターネット中毒を最も深刻な公衆保健問題と思うようになった」と述べ、「韓国には1043人の専門カウンセラーがおり、190の病院や治療センターが学校と連携をとっている」と紹介した。

同氏はまた、「韓国政府の資料によれば、6〜19歳の青少年のうち約21万人が、(インターネットのため)苦しんでおり、治療が必要だ」と述べ、「そのうち80%は心理学的な薬物投与が、また20〜40%は入院や治療が必要かもしれない」と明らかにした。

ブロック博士はまた、「韓国の高校生たちは1週間に平均23時間をゲームに費やし、(現在のインターネット中毒者のほか)、120万人ぐらいが追加で中毒になりかねない危険性をはらんでいるという」と紹介した。

同氏は、中国もインターネット中毒が深刻なのが現状だと付け加え、「アジアのようにインターネットカフェが広まっていない米国では、自宅でインターネットゲームや仮想のセックスをしているため、実態の把握が難しい」と指摘した。

ブロック博士はまた、「インターネット中毒の臨床事例からすれば、患者たちは平均1.5種類のほかの精神疾患を一緒に患っており、特別の関心を寄せない限り、医師はインターネット中毒を診断するのは難しい」とした上で、「アジアではこれを見分けるための教育が行われている」ことを明らかにした。



sechepa@donga.com