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「承服、不服、復讐」各党の公認脱落者、反応もまちまち

「承服、不服、復讐」各党の公認脱落者、反応もまちまち

Posted March. 20, 2008 07:58,   

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4月9日の総選挙に向けた与野党の公認候補選びで脱落した議員らが、それぞれ「生き残りの道」を探っている。怒りに震えながら離党宣言をした後、他の党に入ったり、無所属で国会に戻ってくると言っている議員がいる一方、穏やかに結果を承服する議員まで、多岐に渡る反応を示している。

●党籍変更

与党ハンナラ党の徐清源(ソ・チョンウォン)元代表ら、朴槿惠(パク・グンヘ)議員寄りの議員の一部は19日、ハンナラ党を離党し、未来韓国党への入党を宣言した。公認候補選定で脱落した朴議員寄りの李揆沢(イ・ギュテク)議員と厳虎声(オム・ホソン)議員が入党し、朴槿惠元代表の共同選挙対策委員長を務めた洪思徳(ホン・サドク)元議員をはじめ、李康斗(イ・ガンドゥ)議員、田鐻源(チョン・ヨンウォン)、咸承煕(ハム・スンヒ)元議員もまもなく合流する見通しだ。

彼らは未来韓国党を「親朴連帯」(仮称)に変え、今回の総選挙で新しい希望を見出そうとしている。徐元代表は自分の地域区だったソウル銅雀(トンジャク)甲に出馬する。洪元議員は2005年10・26再選挙で敗れた京畿光州(キョンギ・グァンジュ)かソウル江南(カンナム)圏の地域から出馬することを検討している。

首都圏で出馬する親朴議員らが「親朴連帯」として出馬するのは、首都圏では無所属の当選が極めて難しいという点も働いたものと見られる。

野党・統合民主党の公認候補選定で脱落した李相民(イ・サンミン)議員は、19日、自由先進党に入党し、地元の大田儒城(テジョン・ユソン)から出馬する見通しだ。

李竜煕(イ・ヨンヒ)国会副議長も自由先進党に党籍を移し、「忠清北道(チュンチョンブクド)—沃川(オクチョン)・報恩(ボウン)・永同(ヨンドン)」から出馬する。

ハンナラ党の高鎮和(コ・ジンファ=ソウル永登浦甲)議員も、田麗玉(チョン・ヨオク)議員とのハンナラ党公認候補競争で脱落し、創造韓国党への入党を秤にかけている。

●無所属出馬

ハンナラ党の金武星(キム・ムソン)議員は、「親朴連帯」に合流せず、無所属出馬を宣言した。金泰煥(キム・テファン)、李仁基(イ・インギ)議員らと共に慶尚道(キョンサンド)地域で「無所属連帯」を結成し、総選挙に向けて準備している。

金議員は公認候補選定で自分の脱落が決まった日に離党を宣言し、「当選したら、必ずハンナラ党に復帰し、党をしっかりとした姿に立て直す」と述べた。無所属での出馬は、公認候補になれなかったのは不満だが、自分の理念とアイデンティティはそのまま維持するための選択だ。

民主党の李仁済(イ・インジェ=忠清南道—論山・鷄龍・金山)議員も18日、政界入りして以来5度目の離党をし、「必ず出馬する」と宣言した。李議員は自由先進党入党よりは無所属出馬に傾いているようだ。

民主党の脱落者の中で、最も積極的な人物は李相烈(イ・サンヨル=全南—木浦)議員。李議員は、「必ず出馬する。私の脱落が間違っているということを選挙結果をもって知らしめる」と話した。

東橋洞(ドンギョドン)系(金大中元大統領の家臣グループ)の主要関係者は、同日、電話インタビューで、「朴智元(パク・ジウォン)元大統領秘書室長は、出馬する決心を固めた。公式に立場を示してはいないが、『必ず出馬する』と見て間違いない」と述べた。

金大中元大統領の次男の金弘業(キム・ホンオプ=全新南道—務安・新案)議員は、「選挙登録の当日まで悩むかもしれない」と言い、出馬の有無を尋ねた質問には答えなかった。金議員は、「だからと言って、朴元室長と連携して決めたりすることはない」と述べた。

●代理戦

統合民主党の李根植(イ・グンシク=ソウル—松坡丙)議員は、ハンナラ党を支援すると宣言し、「出身母体への復讐」を選択した。李議員は公認脱落直後に離党し、19日、不出馬を宣言した。李議員は同日、電話インタビューで、「私が推進してきた地域事業を完成するには与党議員が必要だ」という理由を挙げ、「選挙キャンプの職員らがハンナラ党候補を助けることにした」と述べた。

ソウル中区で自由先進党候補として出馬を宣言した申恩慶(シン・ウンギョン)候補はハンナラ党・朴成範(パク・ソンボム)議員の妻だ。朴議員がハンナラ党公認候補選定で脱落したことを受け、妻が代わりに出ることとした。

朴議員は同日、離党を発表する報道資料を出し、「戦略的な公認候補選定という美名の下で、まったく地域と関わりのない人物をソウル中区候補として内定した公認候補審査委員会の決定に再審を申し入れたが受け入れてもらえなかった」と述べ、「これからは普通の人に戻って、今回の総選挙で自由先進党の中区候補に出馬する妻を助けるつもりだ」と明らかにした。朴議員は、「夫の道理として妻を助けることの他に、特定政党に入党するなどの政治行為は現在としては考えていない」と述べた。

●承服

ハンナラ党の金在原(キム・ジェウォン)議員が、公認候補脱落の話が知らされた直後、不出馬を宣言し「全面的に承服する」と発表した後、ハンナラ党では不出馬を宣言する議員が増えている。

19日の一日間、公認候補選定で脱落した李成権(イ・ソングォン=釜山—釜山津乙)、李在雄(イ・ジェウン=釜山—東莱)、金爽中(キム・ソクジュン=大邱—逹西丙)、金陽秀(キム・ヤンス=慶尚南道—梁山)、鄭文憲(チョン・ムンホン=江原道—束草・固城・襄陽)、安宅秀(アン・テクス=大邱—北乙)議員らが審査結果を受け止め、18代総選挙不出馬を宣言した。

ハンナラ党の李成権議員は、「いくら腑に落ちない審査結果だとしても、党に刃を突きつけるわけにはいけない」とし、「個人的な栄誉栄達よりは全体の利益のために動き、より堂々した李成権になって帰ってくる」と話した。

統合民主党の鄭均桓(チョン・ギュンファン=全羅北道—高敞・扶安)最高委員は、「私が統合させた党が私を脱落させた。間違った決定だが、受け入れる」とし、審査委員会の決定に承服した。

申仲植(シン・ジュンシク=全羅南道—高興・宝城)議員は、「全羅道(チョルラド)地方から無所属出馬して当選するのは至難の業だ。党の決定に従う」と述べた。



jameshuh@donga.com srkim@donga.com