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ドバイ油、初めて100ドル突破

Posted March. 17, 2008 08:32,   

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米5位の投資銀行・ベアスターンズが流動性危機に陥ったことを受け、米ニューヨーク株式市場は大幅に下落し、ドル安が進むなど、国際金融市場に危機感が広がっている。このため、17日ソウルで開場する外国為替市場と証券市場に関心が集中されている。また、韓国の原油輸入の80%を占める中東産ドバイ油の価格が初めて、1バレル当たり100ドルを突破した。

米連邦準備制度理事会(FRB)がサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)の悪化によって資金難に直面したベアスターンズに緊急資金を支援することにしたことを14日公式発表し、信用危機に対する恐れが拡散している。

ベアスターンズは主に証券仲介と投資業務を行う米5位の投資銀行で、1923年設立され、不動産景気の減速に端を発したモーゲージの悪化が拡大したため、最近、経営難に苦しめられていた。

ブッシュ米大統領はベアスターンズの流動性危機が金融市場に飛び火するのを防ぐため、17日、バーナンキFRB議長やポルスン財務長官らが出席した中で、緊急会議を開く予定だ。また、FRBは18日開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)会議で基準金利を0.75〜1.0%ポイント引き下げる見通しだ。

ベアスターンズの流動性危機が事実と確認された中、14日、ニューヨーク株式市場でダウ産業平均指数は、前日の終値に比べて194.65ポイント(1.60%)下落した11,951.09で引けた。

ベアスターンズ問題の煽りで、ドルの価値はさらに値下がりした。14日、ニューヨーク外国為替市場でユーロの価値は、1.57ドルまで値上がりした(ドル安)。円に対しても12年ぶりに初めて、1ドル=98.88円までドル安が進み、2日連続1ドル当たり100円台が崩壊した。

一方、14日取引されたドバイ油の現物は前日より1バレル当たり1.15ドル上がった100.18ドルで取引を終えた。石油公社は、ドバイ油の現物価格がドル安を狙った投機資金の流入のため上昇したものと分析した。

原油や穀物など、国際原材料価格が大幅に上昇したことを受け、物価の上昇にも歯止めがかからずにいる。16日、韓国銀行によると、2月の輸入物価は前年同月対比22.2%上がって、1998年10月(25.6%)以後9年4ヵ月ぶりの最高水準となった。



kong@donga.com higgledy@donga.com