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李大統領「派閥分配式公認はいけない」

Posted March. 08, 2008 04:26,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領が最近、ハンナラ党の公認が「派閥分配」式に映る状況に強い憂慮を示したことが7日、わかった。

朴槿恵(パク・グンヘ)元代表は、首都圏の一部側近議員の脱落について「標的公認」だと反発したあと、沈黙を守っている。

ハンナラ党の2大柱である李大統領と朴元代表の選択が注目される。

▲大統領、「派閥別公認に憂慮」〓李大統領は最近、党内の公認審査委員と電話で、党公認に対する否定的な見方に憂慮を示し、「派閥別公認」をしないよう注文したという。また、江南(カンナム)ベルトなどの戦略地域の公認についての意見も伝えたもようだ。

ある側近は、「『改革公認』を通じて過半数を確保したい大統領の目標は確固としている」としたうえで、「そのため、無条件に入れ替えをするよりも、派閥を越えて競争力のある人を多く公認すべきだという考えが強い」と述べた。

党のある関係者は、「盧泰愚(ノ・テウ)元大統領の就任2ヵ月後に行なわれた1988年4月の総選挙で『与小野大』国会になったため、『ムルテウ』と言われた。李大統領も憂慮しているだろう」と話した。

李大統領が4日、側近の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員を大統領府に呼び、「総選挙メッセンジャー」の役割を頼んだのも、総選挙勝利への意志を表現したものと解釈される。

▲朴槿恵元代表、選択の幅は小さい〓朴元代表は7日に予定されていたすべての日程を取り消し、ソウル江南区三成洞(サムソンドン)の自宅に閉じこもった。午後には、市内の某所で6日に公認から脱落した李揆澤(イ・ギュテク)議員に会って慰めの言葉をかけたという。

朴元代表の周辺では、「離党」を含む様々なシナリオが流れ出ている。

朴元代表側関係者は、「状況が思わしくないのは事実だが、朴元代表が有利か不利かを考えて行動するスタイルではないので、予想外の決断を下す可能性もある」と述べ、離党の可能性を示唆した。

いっぽう、別の側近は、「李大統領と朴元代表間の信頼関係には変わりはない。朴元代表サイドの人々が公認を受けないことに対して、複雑な気持ちなのは事実だが、離党につながる可能性はほとんどない」と述べた。

朴元代表が離党を決心するとしても、「動力」と「名分」を得られないのが実情だ。総選挙をわずか1ヵ月後に控えているうえ、公認を受けた人々と脱落者との間の利害関係が異なり、集団離党をするのは難しいという声も多い。

朴元代表の反発が、慶尚道(キョンサンド)圏の公認に最大限プレッシャーをかけるための戦略だと見る分析もこのために出ている。したがって、慶尚道圏の公認結果が発表される来週初めが、党にとっても朴元代表にとっても最大のヤマ場となる。



ditto@donga.com jkmas@donga.com