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オバマ氏、全国支持率が50%超える

Posted February. 28, 2008 03:15,   

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26日午後9時、米オハイオ州のクリーブランド州立大学で、民主党のヒラリー・クリントン、バラック・オバマ両上院議員の討論会が開かれた。

来月4日、オハイオ、テキサス州など4州で同時に予備選挙が実施される「ミニスーパーチューズデー」を控えた討論会。特に「スーパーチューズデー」以来11連敗のヒラリー候補には、事実上最後の討論会になるという場だった。

このためヒラリー候補は、序盤から決心したように、オバマ候補に向けて猛烈な攻勢を繰り広げた。

ヒラリー候補はまず、オバマ候補サイドがここ数日間、ネガティブ・キャンペーンを行ったと批判した。ヒラリー候補は特に、医療保障政策と関連して、「オバマ候補は、私がまるで能力もない人々に医療保険に加入するよう強要するかのように歪曲している」と非難した。

北米自由貿易協定(NAFTA)については、ダブルスタンダードな態度を見せた。ヒラリー候補はまず、NAFTAによって多くの雇用をメキシコなどのヒスパニック系労働者に奪われたオハイオ州の事情を意識して、「カナダとメキシコが再交渉に同意しなければ、脱退を考慮する」と主張した。

しかしヒラリー候補は、ヒスパニック票の多いテキサス州の民意も考慮せざるを得ず、「NAFTAの功罪について、もっと綿密に調査しなければならない」と慎重な態度を示した。

いっぽうオバマ候補は、予備選挙の序盤に絶対劣勢とされていたテキサス州で、ヒラリー候補を49%対45%でリードし始め、オハイオ州でも6ポイント差で追撃しているという世論調査の結果に鼓舞されたように、比較的余裕のある表情だった。

オバマ候補は、ネガティブ論争について、「(ヒラリー候補がネガティブ攻勢を取り続けてきたが)それは選挙戦の属性であるから、不満は言わない」と話した。

オバマ候補は、自分が白のターバンと伝統衣装など、ソマリア族長の服を着た写真をヒラリー陣営側が流したものだと指摘したが、ヒラリー候補が「私とは関係のないこと」と説明すると、「それならいい。本質的な問題について討論しよう」と述べた。

討論を生中継したMS−NBCが討論直後に実施したオンライン投票で、回答者約8万6000人のうち65%が、同日の討論でオバマ候補が勝ったと答えた。いっぽう、ヒラリー候補が勝ったという回答は22%にとどまった。

これに先立ち、「USAトゥデー」紙が21日から24日に実施した全国世論調査の結果、民主党員と民主党系の無党派のうち、オバマ候補は51%の支持を得、ヒラリー候補を12ポイントリードした。オバマ候補が、全国単位の世論調査で過半数以上の支持を確保したのは今回が初めて。

いっぽう、民主党の予備選挙に出馬して途中撤退したクリス・ドッド上院議員(コネティカット州)が26日、オバマ候補の支持を宣言した。これまでドッド議員の支持を得るために苦心してきたヒラリー候補は、少なからぬ打撃を受けることになった。



triplets@donga.com