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家具メーカー「グローバル市場への上陸作戦」

家具メーカー「グローバル市場への上陸作戦」

Posted February. 28, 2008 03:15,   

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●海外建設業好況の「間接効果」

最近、海外建設の受注が増え、家具の海外への輸出もともに増大している。国内の各建設会社が海外でマンションやアパートを建設する際、韓国の家具もともに入るケースが多いためだ。

エネックスは昨年、トンイルハイビルがカザフスタンに建設したマンションの第1回分、581戸に、エネックスのキッチン家具を納入した。昨年、カザフスタンのみならず、カナダのバンクーバーに440戸、カンボジア・プノンペンに168戸など、計1240戸の海外マンションにキッチン家具を供給した。

今年はカザフスタンで建設される第2回分のマンションや、アラブ首長国連邦のドバイで新規建設されるマンションのキッチン家具を受注するのが目標だ。

韓国の建設会社と共に海外へ進出すれば、建設会社の物流ネットワークが利用でき、家具業界の物流費は下がることになる。別に海外営業ネットワークを作る必要もなくなる。

●現地への進出による「正攻法」

ハンセムは現在、米国や中国、日本に現地法人を置いている。米国や中国には生産工場まで持っている。

米国では、ニュージャージー州プレインフィールドに工場を建設し、ボストンやマンハッタンには直営店を開いた。直営店で現地の米国人やディーラーが注文すれば、プレインフィールドの工場から直ちに家具を配送する。韓国から輸出するのに比べ、物流費を大幅に削減でき、現地の人の好みに合わせることができるのがメリットだ。

米国法人で稼いだ売上高は、04年の140億ウォンから、昨年は224億ウォンへと跳ね上がった。

ボルネオは、海外にしっかりした営業ネットワークを構築した好例だ。

同社は現在約20カ国で、25のディーラーと契約を結んでいる。1980年代初頭から地道に海外市場を攻略し、複数の海外営業ネットワークを構築した。

昨年、ボルネオの売上高は1910億ウォン。このうち海外で稼いだ収入は200億ウォンで、売り上げ全体の10.5%だ。ボルネオは1992年、法廷管理を経て会社の勢いは著しく傾いたが、従来の海外営業ネットワークを活かして、昨年は海外への輸出の最も多い家具メーカーとして成長した。

エネックスも最近、米国ハワイに現地直営店を開き、現地への攻略に踏み切った。エネックスは現在、ウズベキスタン、ロシア、グアム、サイパンにも直営店を持っている。

●特化品目で輸出の道を切り開く

昨年3月、事務用家具メーカー「ファーシス」から分離した独立会社、「シディズ」は、いすの専門メーカーだ。最近は「ドバイ2008オフィス展示会」に参加し、昨年は、北米最大事務用家具展示会である、米国シカゴの「ネオコン」にも参加した。新生家具メーカーが海外家具展示会に相次いで参加するのはまれなことだ。

シディズのソ・ジュンヒ・マーケティングチーム長は、「シディズは海外への輸出を念頭において、小型包装を行っている」と述べ、「いすは韓国から海外へ直接輸出しても、物流費がそれほどかさまない、ほとんど唯一の家具だ」と説明する。

昨年、シディズが海外輸出で稼いだ売上高は約10億ウォン。今年は10倍以上に引き上げる計画だ。



lovesong@donga.com woogija@donga.com