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米朝間に旋律が流れた…NYフィルが北朝鮮で公演

米朝間に旋律が流れた…NYフィルが北朝鮮で公演

Posted February. 27, 2008 08:16,   

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米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックが26日、平壌(ピョンヤン)で米国の交響楽団としては初めて歴史的な北朝鮮公演を行なった。

米国を代表する交響楽団であるニューヨークフィルは、26日の午後6時から1時間30分の間、平壌の東平壌大劇場で、音楽監督ロリン・マゼール氏の指揮で、北朝鮮の観客の前で演奏を繰り広げた。同日の公演は、韓国と北朝鮮でテレビやラジオを通じて生中継され、米国と中国にも同時中継された。

ニューヨークフィルは、舞台の左右に星条旗と北朝鮮の人民共和国旗が掲揚された中、公演のメインプログラムで、△ワーグナーのオペラ「ローエングリン」中の第3幕前奏曲、△ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」、△ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」の3曲を演奏した。観客は、情熱のこもった喝采で演奏に応えた。

メインプログラムに先立ってニューヨークフィルは、米国の国歌と北朝鮮の国歌を続けて演奏した。北朝鮮政権の統治下の平壌で、米国の国歌が演奏されたのは今回が初めて。

本公演に続きアンコールで、ニューヨークフィルは、伝統民謡「アリラン」を北朝鮮の木管演奏者6人と共演し、注目を集めた。

いっぽう公演に先立ち、ニューヨークフィルの団員たちは同日午前、東平壌大劇場で、北朝鮮の音楽教師や音大の学生など1500人の観客が観賞する中、指揮者のマゼル氏の説明付きの最終リハーサルをした後、午後には平壌音楽大学で、学生たちに講習を行ない、音楽CDや楽譜などを贈った。

ニューヨークフィルの団員たちは27日午前、平壌の牡丹峰(モランボン)劇場で、北朝鮮の朝鮮国立交響楽団の団員と室内共演をした後、午後にアシアナ航空のチャーター機で平壌を出発し、仁川(インチョン)国際空港に到着する。ニューヨークフィルは28日、ソウル「芸術の殿堂」のコンサートホールで、今回のツアーの最後の公演を行なう。



kong@donga.com