Go to contents

福田首相「韓日FTA議論の早期再開を希望」

福田首相「韓日FTA議論の早期再開を希望」

Posted February. 23, 2008 05:30,   

한국어

福田康夫(写真)日本首相は22日、「韓国の李明博(イ・ミョンバク)次期大統領が、『韓日関係を未来志向的に設定し、韓国から日本に謝罪や反省を求めないものとする』との発言を重く受け止め、過去を直視し、将来の両国関係で過ちがないように取り組んでいきたい」と語った。

福田首相は25日の李明博大統領の就任式に出席し、首脳会談を行うための訪韓に先立ち、同日、首相官邸で行った在日特派員団との共同インタビューで上のように述べた。

氏は、「韓国と日本との間にはアジアへの協力や貢献など、一緒に取り組まなければならないことが多大にある」と述べた上で、成熟した両国関係を築くため、日本も努力しなければならないが、韓国にも理解や協力を求めると語った。福田首相は、両国が相互に協力できる分野として、経済や環境、保健、健康などを例に挙げた。

同氏は、村山富市元首相が1995年に発表した「村山談話」より具体的で明確な謝罪を行う意思があるかという質問に、「言葉でする謝罪がよいか、それとも未来志向的な考え方で、よりよい関係を作るのが重要かは、韓国民も理解してくれるものと信じる」と了解を求めた。

福田首相は対北朝鮮関係では、「根強く対話で問題を解決し、究極的には02年9月、小泉首相と金正日(キム・ジョンイル)総書記が日朝国交正常化のために作成した「日朝平壤(ピョンヤン)宣言」に書かれた内容すべてを実現したい」と述べた。

平壌宣言には、北朝鮮と日本との国交正常化を実現するための日本の過去の歴史への謝罪や北朝鮮への経済協力、双方の安全を脅かす行動の中止や韓半島の核問題の包括的な解決のための国際合意の遵守などの内容が盛り込まれている。

氏はまた、「韓国と日本との間には、経済的協力など未来志向的に育てていかなければならない分野が多い」と述べ、「まず、韓日自由貿易協定(FTA)の議論をなるべく早く再開したい」と述べ、李明博次期大統領との首脳会談への期待を表明した。日本のメディアも同日、「25日の韓日首脳会談でFTA交渉の再開に原則的に合意するものと見られる」と報じた。

7月、北海道の洞爺湖で開かれる先進8カ国(G8)首脳会談のさい、李明博次期大統領を招待する計画について福田首相は、「まだ公式的に発表していない内容だが、この場で特別にお知らせする」と事実を確認し、「世界の経済問題やアジア環境問題での協力、アフリカ開発問題、核不拡散問題などについて、李明博次期大統領といろいろ話してみたい」と語った。

いっぽう、小沢一郎民主党代表が積極的な支援意思を表明してきた在日韓国人への参政権付与問題について氏は、「国家制度の根幹にあたる問題なので、もう少し議論する時間がほしい」と答えた。



sya@donga.com