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「冬の祭典」の熱気に溢れるバンクーバーとウィスラー

「冬の祭典」の熱気に溢れるバンクーバーとウィスラー

Posted February. 13, 2008 07:37,   

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「2003年7月2日は生涯最高の瞬間だった」

カナダ・ウィスラー観光庁広報担当のバネサ・マーフィー氏は、その時のことを思い出すと、いまでも興奮が蘇ってくるように、赤く上気した顔で話した。マーフィー氏は、「当時、村の中央に設置された大型モニターで冬季五輪開催地の決定を伝えるニュースが流れると、広場に集まった住民と観光客が抱き合って喜んでいた」と振り返った。

当時チェコ・プラハで開かれた2010年冬季五輪開催都市選定のための国際オリンピック委員会(IOC)総会の決戦投票で、バンクーバーは3票差で平昌(ピョンチャン)を抜いて開催都市に決定した。

それから5年の歳月が流れ、今、開催都市のバンクーバーとウィスラーは、「五輪開催カウントダウン2年」のイベントでふたたび盛り上がっている。「カウントダウン2年」を翌日に控えた11日(現地時間)、ウィスラー市内には冬季五輪の開催を知らせる広報ポスターと垂れ幕がかかり、早くも五輪ムードが漂っていた。ウィスラーはバンクーバーから車で2時間ほど離れた世界的に有名なスキーリゾート都市。五輪開催期間中にはスキージャンプとボブスレーの試合が開かれる予定だ。

もう五輪の熱気を感じるには十分だった。スキーを楽しむために世界中から駆けつけた観光客を前に、市内の随所を歩き回る五輪マスコットの仮面をかぶった広報団が目を引いた。バンクーバー五輪組織委員会(VANOC)はカウントダウンイベントの一環として1日から28日までの約1ヵ月間、10の展示会や300のイベントなど、芸術、文学、映画、美術など様々なイベントを開いて、ムードを盛り上げている。

「カウントダウン2年」の日の12日にはバンクーバーで大規模なコンサートが開かれ、ウィスラーでも一日中、ストリートパフォーマンスなどが繰り広げられた。

2010年2月12日から17日間の日程で開催される2010年冬季五輪は、バンクーバーとウィスラー、リッチモンドなどの都市に、世界約80カ国から5000人の選手や関係者が訪れる予定だ。



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