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勢いのオバマ氏、選出職代議員でもリード

勢いのオバマ氏、選出職代議員でもリード

Posted February. 12, 2008 03:02,   

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米大統領選挙の民主党候補指名争いに向けて10日に実施されたメーン州のコーカス(党員集会)でバラク・オバマ上院議員がヒラリー・クリントン上院議員を再び制した。

9日、ルイジアナ、ワシントン、ネブラスカ州と米国領のバージン・アイルランドの4ヵ所で負けたヒラリー氏は、一部の世論調査でリードが見通されたメーン州に期待をかけたが、結果は59%対40%の敗北だった。

米首都圏の票心が確認できる12日の「ポトマック・プライマリー」でもメリーランド州とワシントンDCはオバマ氏の圧勝が、バージニア州は接戦の中でオバマ氏の優勢が見込まれている。

両候補が描いてきた2本の上昇カーブと下降カーブが交差点を通り過ぎているような雰囲気だ。しかし10日、選挙キャンプを大幅に入れ替えたヒラリー氏は、来月4日のテキサス、オハイオ州など大票田で開かれる「ミニスーパーチューズデー」予備選挙での巻き返しを狙っている。

○…ヒラリー氏は、長い間呼吸を合わせてきた選挙キャンプの責任者のパッティ・ソリス・ドイル氏を10日更迭し、ファーストレディー時代、自分の秘書室長を務めたマギー・ウィリアムズ氏をキャンプの新責任者に任命した。

先月3日、アイオワコーカスで衝撃的な3位を記録した直後、夫のビル・クリントン前大統領の要求を受け、一時キャンプ責任者の交替を検討したが、8日のニューハンプシャで勝利すると取り消したものの、今度、結局入れ替えに踏み切った。

9日の完敗や選挙資金のずさんな運営などが、直接的な原因だ。キャンプの運営方式に対するクリントン前大統領の根強い不満も影響したものと見られる。

メキシコ移民者の娘で、ヒラリー候補のヒスパニック系へのアピールに中核的な役割をしてきたドイル氏は、スーパーチューズデーに大勢が判明すると見て、資金を無理に運用した結果、選挙資金を緊急に借り入れる事態をもたらした。

○…予備選挙の過程で辞退したジョーン・エドワーズ元上院議員の支持宣言を取り付けるための、両候補の争いも白熱している。ヒラリー氏は先週、ノースキャロライナ州チャペルヒルにあるエドワーズ元議員の自宅を訪問し、オバマ候補も11日訪問する予定だ。

一方、選出職の代議員の確保争いでオバマ候補がヒラリー候補をリードし始めた。CNNは10日現在、986対924でオバマ候補がリードしていると報じ、CBSは975対907、NBCは861対855と集計した。

しかし、非選出職の特別代議員の中には依然としてヒラリー候補支持の意向を持つ代議員が多く、全体的にはヒラリー候補が集計機関別に少なくは6人、多くは61人リードしている。



sechepa@donga.com