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「私こそIOC委員にふさわしい」国内で委員出馬競争が過熱

「私こそIOC委員にふさわしい」国内で委員出馬競争が過熱

Posted February. 01, 2008 08:07,   

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韓国スポーツ界で、国際オリンピック委員会(IOC)委員への就任に向けた出馬宣言が相次いでいる。

昨年12月、趙正源(チョ・ジョンウォン)世界テコンドー連盟(WTF)総裁が国際競技連盟代表の資格で委員就任への意欲を表明したのに続いて、04年アテネ五輪のテコンドー金メダリストの文大成(ムン・デソン、東亜大教授)氏は、五輪2連覇の夢をあきらめ、選手委員への出馬を宣言した。

先月24日には、女性五輪メダリスト30人あまりが、李エリサ泰陵(テルン)選手村村長を、国家五輪委員会(NOC)を代表するIOC委員候補へと推戴した。

鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会会長兼国際サッカー連盟(FIFA)副会長と姜榮中(カン・ヨンジュン)国際バドミントン連盟会長の出馬説も出ている。

IOC委員のポジションをめぐり、スポーツ界のパワーゲームが本格化しているのだ。

昨年9月、朴容晟(パク・ヨンソン)斗山(トュサン)重工業取締役会議長が国際柔道連盟(IJF)会長職を退いた時、IOC委員の資格もともに失い、韓国のIOC委員は、李健煕(イ・ゴンヒ)三星(サムスン)グループ会長1人だけだ。

▲相次ぐIOC委員への挑戦〓趙総裁と文大成氏は「国技であるテコンドーの活性化」、李村長は「韓国初の女性スポーツ人」というスローガンを立てた。

国際サッカー界で大きな影響力を持つ鄭会長は、ハンナラ党の最高委員でもあり、政治力まで兼ね備えている。鄭会長が競技団体長の資格でIOC委員になるためには、ジェフ・ブラッターFIFA会長の任期が終わる10年まで待たなければならない。そのため、スポーツ界では、鄭会長がNOC代表の資格でIOC入りを狙っているという噂が出ている。

▲今後の展望は〓IOC委員に挑戦するスポーツ界人士が増えるにつれ、それぞれの思惑や感情が交錯する展開が予想される。一つの国にいくつものパイを与えないIOCの慣例のためだ。

ジャック・ロゲIOC委員長は最近、IOC委員を、国際競技連盟の代表を中心に選出すると発表した。一旦は国際競技団体の代表としてIOC委員に挑戦する趙総裁が有利な状況だ。

趙総裁が先に委員になれば、李村長はその夢を諦めなければならなくなる可能性が高い。逆の場合も同様だ。文大成氏が選手委員になることは、他の候補の不利益を減らすことになる。

選手委員は、31人の候補の中で、北京五輪期間に選手村に居住する選手1万5000人の現地投票で決定される。



beetlez@donga.com