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「相手認める韓国的トレランスが必要」ハンナラ党院内代表が国会演説

「相手認める韓国的トレランスが必要」ハンナラ党院内代表が国会演説

Posted January. 31, 2008 07:07,   

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「政策中心の党・政府協議を強化し、責任政治を具現する。与野党の関係も多数決の原則の上に少数の意見を尊重する大統合の政治を築く」

ハンナラ党の安商守(アン・サンス)院内代表は30日、国会交渉団体代表演説で、「相手を認める『韓国的トレランス(寛容)』が必要だ」として、このように述べた。

安院内代表は、「実用政府の発足に合わせ、政治と国会の先進化が必要であり、消耗的な政争の『汝矣島(ヨウィド)式政治』から抜け出さなければならない」とし、「壇上占拠や強行採決などではなく、野党に対して説得に説得を重ねることにハンナラ党が先頭に立つ」と話した。

安院内代表は、李明博(イ・ミョンバク)候補の当選は「選挙革命」だったと位置づけ、新政府が完全な形で発足するには、野党の協力が必須だと訴えた。

そして、「李明博大統領候補が誰も予測しなかった530万票という史上最大の票差で当選したことは、無能政府・国政破綻勢力に対する峻厳な審判であり、国民の手で成し遂げた選挙革命だった」と述べた。続いて、「ハンナラ党と李明博政府は、『実事求是(じつじきゅうぜ)』の実用改革路線に進む考えだ。理念と公論を排撃し、成果を重視する。事を早く見定めて計画を立て、必ず実践する」と約束した。

さらに、「国会の過ちや党利党略のために、国民が選択した新政府の出発が遅れてはならない」と述べ、政府組織法改正案処理への野党の協力を力説した。

政府組織法改正案に対して拒否権行使を示唆した盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領には、「自分の考えに合わないからといって次期政府発足を妨害することは、政治倫理にも反することであり、大統領の権限濫用だ」としつつ、「大統領選挙での国民の選択と国会の決定に従うべきだ」と主張した。

今国会で処理する民生法案については、「韓米FTA批准同意案、西海(ソヘ=黄海)岸原油流出事故などの国民安全立法、4月の総選挙に備えた政治関係法改正、タクシー液化天然ガス(LNG)と障害者車両の特別消費税廃止などの可決に最善を尽くす」と述べた。

盧武鉉政府に対しては、権威主義の緩和とクリーンな政治の進展などでプラスの面があったが、総体的には失敗した政権と規定した。そして、「『改革』の名のもと、敵味方を二分し、対立ばかりを増幅させた。憲法は無視され、法秩序は崩れた。アマチュア式国政運営は事態をさらに悪化させ、国民の自尊心の深く傷ついた『失われた10年』だった」と述べた。

北朝鮮政策については、「北朝鮮のミサイル発射、核実験はまさに衝撃だった。低姿勢・無原則の北朝鮮政策は、韓国国内の対立を招いただけ」と評価した。

安院内代表は最後に、「国民が選択した李明博政府は、国会の立法の支えがなければ何もできない」としたうえで、「院内過半数議席になって初めて、国政運営が安定し、責任政治が可能だ。第18代総選挙でも支持を願う」と訴えた。



jameshuh@donga.com