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ロースクール後遺症…大学−地域社会ともに反発

ロースクール後遺症…大学−地域社会ともに反発

Posted January. 31, 2008 07:07,   

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法科専門大学院(ロースクール)予備認可大学25校のリストと割当人員が発表され、脱落した大学はもちろん、予備認可を受けた大学を含むすべての大学が不満を示すなど、「ロースクール後遺症」が広がっている。

特に脱落した大学では、同窓会などで総長の責任論が提起され、地域経済に及ぼす影響から、地域社会も動揺しつつある。

このように、予想外の反発の広がりのため、教育人的資源部は、法学教育委員会の暫定案として一部大学の定員を調整するなど、詰めの段階で苦心している。

教育部は、法学教育委員会の審議した25校と定員のリストを受け、首都圏一部大学の定員を中心に終盤の検討作業に入っており、大統領府との議論を経て、31日午前に最終案を発表する予定だ。

教育部では「法学教育委の審議案は暫定案であり、政府の最終案ではないため、内部で検討を続けている」とし、「25の予備認可校は変わらないが、学校によっては定員がやや変わる可能性もある」と話している。

金信一(キム・シンイル)副首相兼教育部長官は同日、国会教育委での答弁で「報告を受け、最終検討段階にあるが、報告案を大きく修正するほどではない」と述べた。

予備認可大学は、△ソウル圏ではソウル大学、高麗(コリョ)大学、延世(ヨンセ)大学、成均館(ソンギュングァン)大学、漢陽(ハンヤン)大学、梨花(イファ)女子大学、中央(チュンアン)大学、慶煕(キョンヒ)大学、西江(ソガン)大学、建国(コングク)大学、韓国外国語大学、ソウル市立大学、仁荷(インハ)大学、亜洲(アジュ)大学、江原(カンウォン)大学など15校。地方は、△釜山(プサン)圏では釜山大学、東亜(トンア)大学、△大邱(テグ)圏は慶北(キョンブク)大学、嶺南(ヨンナム)大学、△光州(クァンジュ)圏は全南(チョンナム)大学、全北(チョンブク)大学、円光(ウォングァン)大学、済州(チェジュ)大学、△大田(テジョン)圏は忠南(チュンナム)大学、忠北(チュンブク)大学の10校だ。

定員120人の高麗大学は「これまでの法曹界の人材を養成した実績がきちんと反映されていない」と反発しており、さらに、定員40人の中上位圏の大学は「この定員でどうやってロースクールを運営するのか」と不満を示している。

脱落した地方大学のうち、全国で最も巨額を投資した朝鮮(チョソン)大学が最も強く反発しており、慶尚(キョンサン)大学も「人口320万人の慶尚南道(キョンサンナムド)から1校も選ばれていない」として、再調整を求めた。

予備認可を受けた各大学では、定員が少ないためきちんとカリキュラムを運営できないと、問題点を指摘している。

特に、定員が40〜80人の首都圏大学の一部は「教育環境や司法試験の合格者輩出の実績などは地方拠点の国立大学に比べて優秀であるのに、非首都圏の定員割り当てのために逆差別を受けた」と反発している。

予備認可で脱落した16校の大学が大きな衝撃に包まれるなか、選定結果を覆すために全力を尽くしている。

法学部長と市民団体などで構成されたロースクール非常対策委員会は、30日に緊急記者会見を行い「法学教育委が、認可基準を満たした大学を脱落させたり、大学によって定員に4倍もの差があったりするのは理解できない」とし、「教育部長官は法学教育委に再審議を要請し発表を延期せよ」と促した。

一部の大学は、法学教育委の審議結果について異議申立て手続きを踏むなど、教育部の最終案についての行政訴訟、評価内容についての情報公開申請なども検討している。



foryou@donga.com