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「ゴルフ場建設に印鑑780回」 引継ぎ委がゴルフ産業実態把握に着手

「ゴルフ場建設に印鑑780回」 引継ぎ委がゴルフ産業実態把握に着手

Posted January. 30, 2008 03:29,   

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韓国でゴルフ場を建設するには、今も251件の規制を通過し、780回も判をもらわなければならないなど、「規制の網」に囲まれていることが分かった。

これは、朴容晟(パク・ヨンソン)元大韓商工会議所会頭が03年10月、首相主宰で開かれた経済団体長懇談会で、「規制の羽にだけ触れて、胴体には触れていない。ゴルフ場を一つ作るのに判が780回も必要だ」と指摘してから4年が経ったにもかかわらず、改善されていないことを示している。

また、ゴルフ場の売上高の40%を上回る税金負担のために、国内ゴルフ産業の競争力はますます落ち、ゴルフ観光の収支赤字が2015年頃には10兆ウォンを上回るという見通しも出ている。

大統領職引継ぎ委員会は最近、ゴルフ観光などによるサービス収支の赤字問題が深刻だと見て、国内ゴルフ産業に対する実態把握に乗り出した。

●規制の網に囲まれたゴルフ場

29日、引継ぎ委が韓国ゴルフ場経営協会を通じて把握した結果によると、ゴルフ場関連の法律だけで54もあり、立地や手続き、施設関連の規制は251件にのぼる。

また、都市計画施設の決定、各種影響評価、実施計画の認可、工事、竣工検査の大きく5段階で構成されたゴルフ場建設事業も、26件の決定と承認、許可が必要であることが分かった。

このような複雑な手続きと規制をすべてパスするには、建設工事期間を除いても3、4年の時間が必要だと、ゴルフ場業界は試算している。

地方でゴルフ場建設事業を準備中のある建設施行会社の関係者は、「公務員に書類の検討を急いでもらうよう頼むために、06年初めから欠かさず道庁に週1回、市庁には3、4回訪ねている。競争力を口にすることすら恥ずかしい状況だ」と話した。

そして、「各段階でほぼ同様の書類を市と道、地方環境庁が重複検討するなど、許認可の手続きが複雑で、時間がかかる」としたうえで、「重複手続きをなくすだけで、6ヵ月以上短縮できる」と主張した。

ゴルフ場経営協会関係者は、「中国は政府次元で政策的に育成し、日本も地方自治体別にゴルフ場建設支援のためのタスクフォース(TF)を立ち上げている」と伝えた。

●租税負担に国際競争力喪失

18ホールのゴルフ場開発コスト750億〜1100億ウォンのうち、取得・登録税や付加価値税、開発負担金、代替山林資源造成費など税金および負担金だけで150億〜200億ウォンにのぼる。

すでに、運営中のゴルフ場が財産税と特別消費税、体育振興基金などに支払った金額も06年基準の売上高の41.9%にもなると計算された。

このように、建設段階の規制と運営段階の租税負担のために、国内ゴルフ産業の競争力はますます落ちている。

00年に14万人水準だった外国人国内ゴルフ観光客は06年に6万人に急減し、一方、国内の海外ゴルフ観光客は55万人から100万人に急増した。

これは、航空料金と宿泊費、3回のラウンドなどで構成されたゴルフ旅行パッケージが、中国は70万ウォン、東南アジアは65万ウォンラインであるのに比べ、韓国では3回のラウンドの費用だけで75万ウォンにのぼるなど、価格競争力が劣っているためだ。

引継ぎ委関係者は、「ゴルフももはや一部の特権層の贅沢なスポーツとはいえない時代になった。海外に向かうゴルフ旅行客を国内に誘導する方法を調べるために、実体把握の次元で点検した」と説明した。



cha@donga.com