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韓国産カジュアルゲーム、「韓流スター」に浮上

韓国産カジュアルゲーム、「韓流スター」に浮上

Posted January. 30, 2008 03:29,   

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最近、台湾では野球を題材にしたCJインターネットのオンラインカジュアルゲーム、「マグマグ」が大きな人気を集めている。台湾で野球は「国技」と呼ばれるほど人気の高いスポーツ。

CJインターネットは、台湾野球委員会と選手データの提供に関する協定を結び、台湾のプロ野球選手の成績をゲームの中のキャラクターにそのまま反映した。シーズン中の成績を基にした台湾リーグも新しく取り入れて、リアル感を高めた。昨年3月、台湾に進出したこのゲームは、サービス開始6ヵ月も経たないうちに、地元カジュアルゲームの1位にランクされ、今も首位をキープしている。

●中国−台湾でゲームランキング1位に

最近、アジアを舞台に国内オンラインカジュアルゲームが善戦している。カジュアルゲームとは、アニメと同様、かわいらしいキャラクターが登場し、簡単な操作だけで老若男女の誰もが楽しめるようにしたゲームジャンルのことを言う。

数年前までも海外のゲーム市場で人気を得る国内の代表的なゲームは、「リネージュ」のように華麗なグラフィックと壮大なスケールを特徴にした、定番の「多重接続オンライン役割遂行ゲーム」だった。進出地域も米国、欧州など、情報技術(IT)環境が良い国がほとんどだった。

しかし、国内カジュアルゲームのかわいいキャラクターと簡単なゲーム操作の魅力に、中国、日本、台湾などのアジア地域のゲーマーたちが病みつきになった。特に、進出地域の消費者の好みを考慮した現地化戦略を積極的に駆使し、韓国産カジュアルゲームが支持を広げている。

代表的なオンラインカジュアルゲームのネクスンの「カートライダー」は最近、中国で同時接続者80万人を記録した。06年、中国でサービスをスタートしてから、地元の最大検索サイトの「バイドゥ」に検索語1位にランクされたりもした。台湾では昨年、進出と同時にカジュアルゲームで1位を記録する勢いも見せた。

キーボードを叩き、音楽に合わせてダンスをするイェダンオンラインのダンスゲーム「オーディション」は昨年、4500万ドル(約427億ウォン)というカジュアルゲーム史上最高値で中国と配給再契約を結んだ。現在、約30ヵ国に輸出されたこのゲームは、中国の会員だけで1億1000万人に達する。また、アクトーズソフトの「ラテール」は、昨年、中国カジュアルゲーム分野で大賞を受賞した。

●低仕様のIT環境でも大丈夫

最近、タイ、ベトナムなど東南アジア諸国にITインフラが続々と整備され、国内カジュアルゲームのアジア進出にさらに拍車が掛かっている。

NCソフトは、タイのトゥルと合作して、地元でゲーム配給を担当する「NCトゥル」を設立したことに続き、ウィンディソフトのカジュアルゲームの「クレージーモンレーシング」を現地に取り入れる計画だ。

カジュアルゲームは低仕様のパソコンとインターネット環境でも問題なく楽しめるという点が魅力だ。特に、キャラクターがいやらしくなく、暴力的でもないので、保守的な東南アジア文化圏でも韓国産カジュアルゲームは受け入れられやすいという分析もある。

ネクスンのクォン・ジュンモ社長は、「南米やインド市場の攻略にも乗り出すなど、国産カジュアルゲーム産業の海外市場進出の未来はとても明るい」と話した。



imsun@donga.com