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メッセージ伝達はテレビより効果的 広告で見直される新聞

メッセージ伝達はテレビより効果的 広告で見直される新聞

Posted January. 26, 2008 07:04,   

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今年で創立50周年を迎える教保(キョボ)生命は、「保険の花」という新たな保険キャンペーン広告を、今月8日付の主要新聞に掲載した。

教保生命は、「保険の本質は財テクの手段ではなく、困ったときに必要な家族同士の愛だ」という内容の同キャンペーン広告の「ダイヤモンド」篇と「ハンバーガー」篇の2種類を、約10日間新聞に掲載し、17日からテレビでのPRを開始した。

同社では、「家族の愛という保険の本質を、利用者に映像メディアを通じて伝えるには限界があると判断した。今後は引き続き、有名作家や詩人の保険についての考えを載せる新聞広告を行う計画だ」という。

新聞が、企業の年頭の所信やメッセージを伝える新年広告の重要なメディアとなりつつある。特に今年に入ってから、このような現象が目立つ。

東亜(トンア)日報産業部は25日、広告代理店「ウェルコム」に依頼し、国内主要企業の新年広告の現状を、広告業界内部のコンピューター網(ベイシスネット)によって調査した結果、新聞を好む傾向の拡大が確認された。

昨年、まずテレビで新年広告をうった錦湖(クムホ)アシアナグループも、今年は「08新年は、きれいな名前を」という広告を、新聞から開始した。

昨年1月8日付の新聞やテレビに新年広告を同時に出した国民(ククミン)銀行は、今年は7日、「世界に広がる金融コリアを作ります」というタイトルの広告を、新聞のみに掲載した。

LGグループも、昨年に続いて今年も、新年広告を新聞のみに掲載した。「人生は愛するにも短い。LGはあなただけを見つめます。あなたの言葉だけに耳を傾けます」という内容の、ラブレター形式の新聞広告だった。

現代(ヒョンデ)自動車は、「あなたとともに走る、世界とともにある2008年に期待」という新年メッセージを、まず新聞広告に発表した。

ある大手企業広報担当者は、「テレビ広告が新聞広告より高いということも問題だが、年明けには映像よりも言葉を通じて、静かで率直なメッセージを伝えたほうが効果的だ」と説明する。

ウェルコムのリュ・ジュヒョン・メディア総括局長は、「ターゲットのしぼれない映像メディアと違い、新聞は強力な購買力を持つ読者やオピニオンリーダーを多く確保しており、対費用コストの効果が大きい」と分析する。

大統領選挙を受けての政治社会的な変化も、主要企業の新聞広告好みに一定の影響を及ぼしている。

広告業界のある関係者は、「主要新聞を敵対視する盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府のメディア政策で、これまで民間企業も新聞、とりわけ大新聞でのPRには少なからず躊躇した」と述べ、「今回の大統領選挙で企業寄り、メディア寄りの政策を強調する李明博(イ・ミョンバク)候補が圧勝したことを受け、企業がそういった負担から抜け出したことも一因だろう」と話す。



woogija@donga.com lovesong@donga.com