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「悲劇に終わった朝鮮族のコリアン・ドリーム」NYT紙報道

「悲劇に終わった朝鮮族のコリアン・ドリーム」NYT紙報道

Posted January. 12, 2008 03:01,   

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「少しでもましな暮らしをするため祖国に渡ったのに、火事でコリアン・ドリームが壊れてしまった」

京畿道利川市(キョンギド・イチョンシ)の冷凍倉庫火災で中国同胞労動者13人が死亡したことに関連し、米紙ニューヨークタイムズが10日付で死者たちの悲劇的な人生を紹介する記事を載せた。

同紙は、現在、コリアン・ドリームを胸に抱いて韓国で生活する中国同胞が30万人に達することと推定されるが、彼らの人生が順調ではないと伝えた。

過去、日本植民地支配下の弾圧と貧乏から逃れるため祖国を発った朝鮮族。韓国で1年だけ働けば、中国で10年間働いて稼げるお金がもらえるという理由で韓国に来ているが、大半が「3K」職種で働きながら苦しい生活をしていると指摘した。

韓国内では、一部労組を中心に、朝鮮族たちが働き口を奪い、賃金引下げを扇いでいるとの理由で白眼視されているなど、「同胞」たちが必ずしも歓迎されているのではないということ。

今回の火災で犠牲になったある中国同胞労動者の実姉は、「私たちは韓国で牛のように働いているが、奴隷のように扱われている」と憤慨した。

夫を失ったファン・ジョンファ氏は、「主人と働く所が違って、1カ月に1、2回、それも数時間だけしか会えなかった。生きている時もまともに会えなかったのに…」と言い、涙ぐんだ。

同紙は、韓国経済は30万人の中国同胞労動者と、ベトナムやミャンマーなどから韓国に働きに来た20万人の移住労動者がなくては存立できない状態だと付け加えた。



kong@donga.com