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アイオワ州のコーカスが今日開幕 米大統領選いよいよスタート

アイオワ州のコーカスが今日開幕 米大統領選いよいよスタート

Posted January. 03, 2008 04:36,   

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2008年の米大統領選挙戦が3日午後、アイオワ州コーカスを皮切りに投票日の11月4日まで10ヵ月の大長征に本格突入する。米国の共和・民主党は伝統的に大統領選挙が実施される4年ごとに、2〜4月に50州別にコーカス(党員集会)とプライマリー(予備選挙)を実施する。ここでは8、9月にそれぞれ行われる党全国委員会・党大会場で大統領候補を最終的に選出する州代議員を選抜する。

中西部のアイオワ州と北東部のニューイングランド地方のニューハンプシャ州は伝統的に50州の中で一番先に選挙が実施され、全体の選挙の行方を知らせる風向計の役割をしてきた。

3日に行われるアイオワ州コーカスでは、全体住民298万名の中で20万名前後が支持政党の行事に参加する見通しだ。

民主党支持者らは、昼は候補別の演説会に参加することができ、夜6時半から地域別に指定される学校、図書館、公会堂に集まる。この時、支持する候補のための空間に入って支持を表明する。候補の名前の中で選択する通常のやり方とは違う。「支持候補がいない」という党員は別途のルームに集まれば良い。1976年には無名のジミー・カーター元ジョージア州知事が28%を得て注目を集めたが、「未決定」のルームに集まった人数は37%にのぼった。

反面、共和党のコーカスでは、白紙に支持候補を書き入れる伝統的なやり方で投票する。8日に行われるニューハンプシャー・プライマリーは、民主・共和党共に自由投票で候補を決める。

しかし、他の州は、この2州が選挙のスタートのテープを切ることに対し、不満を示してきた。2州の人口が米全体人口3億の1.5%にすぎない上、白人の割合が95%を超えるのに、いつも大統領選挙で「過度な」代表性を持ってきたということ。

今回の選挙過程で各候補が「エタノール(エチルアルコール)代替エネルギーが重要だ」と強調してきたのも、エタノールの原料のトウモロコシの主な産地であり、選挙の行方に大きく影響するアイオワ州を意識してのものと解釈されている。

カリフォルニア、サウスカロライナなど他の州は、今回の選挙を控えて、自州のプライマリーの日付を繰り上げたりもした。しかし、アイオワ州とニューハンプシャー州は、州法を見直してまで通常2、3月に実施した行事を1月初めに繰り上げて、「初の投票地」の地位を守りぬいた。

もちろん、必ずしもアイオワ州の勝者が最終候補になるとは限らない。1976年以後、正・副大統領以外の候補のうちアイオワ・コーカスで勝った後、所属党の候補になったのは8人中5人だった。今年は約80年ぶりに正・副大統領がいずれも出馬しない選挙だ。

今年の日程から両党の候補は2月5日に決定される公算が高い。米マスコミが「スーパーチューズデ—」「ツナミ・チューズデー」と呼ぶこの日には、なんと20州が州別選挙を実施する。

民主党は8月末デンバー(コロラド州)で、共和党は9月初めミネアポリス(ミネソタ州)で候補を推戴する党大会をそれぞれ実施する。



srkim@donga.com