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大統領選の前と後の警察の変身

Posted December. 28, 2007 03:54,   

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大統領選挙の直前に記者室を強制閉鎖するなど、取材封鎖に熱をあげた警察の幹部たちが、大統領選挙後に態度を180度に変えていることで、警察内外で厚顔無恥だという非難が殺到している。

権力に向かってコードを合わせる警察の「ひまわり的な属性」を余すところなく見せた旧態だ、という内部批判まで起こっている。

大統領選2日後の21日、李宅淳(イ・テクスン)警察庁長官は、李ドンソン広報管理官(警務官)を通じて、担当記者たちに忘年会を提案した。

李長官は12日の記者室強制閉鎖後、戦(チョン)義警を動員して記者たちの長官室の出入りを封鎖し、記者たちの電話も一切受け取らなかった。

12日から記者との面談を拒否していた魚清秀(オ・チョンス)ソウル地方警察庁長も、24日に突然、担当記者たちに昼食を提案した。

これについて警察関係者は、「年末なので、苦労している担当記者たちと食事をしようと言った」と述べた。

しかし、李長官と魚庁長の提案を担当記者たちは断った。

首脳部のこのような素早い変身に合わせて警察庁は27日、ソウル西大門区錧芹洞(ソデムンク・ミグンドン)にある警察庁舍本館2階の記者室から追い出され、ロビーで取材や記事送稿をしている16のマスコミ各社の担当記者たちに、庁舍内の入館カードを配布した。

警察庁は14日、本館1階の階段とエレベーター前にガラスの遮断ドアと検索台を設置し、担当記者たちに5つの入館カードだけ与えて、共同で使わせようとした。

自由な取材のために、すべての記者に入館カードの提供を求める記者たちの声に、これまで警察庁は聞く耳をもたなかった。

すべての記者に入館カードを配布した理由について、チョン・チョルス警察庁広報担当官(総警)は、「当初は入館カードを5つ配備すれば、記者たちの庁舍の出入りに問題はないと考えていたが、出入り統制と誤解される素地があるため、全マスコミ各社に入館カードを配布した」と述べた。

これに先立ち26日、警察庁は、東亜(トンア)日報など14のマスコミ各社に対して、言論仲裁委員会に提出した訂正報道申請も取下げた。

訂正報道を申請した当時、警察は、「17のマスコミにだけ、閉鎖的に運営された記者室に代わって、警察庁舍の北館1階に開放型送稿室とブリーフィングルームを設置した。マスコミは、警察庁が取材を封鎖し、国民の知る権利を制限していると歪曲して報じた」と主張していた。

突然の言論仲裁取下げの決定について、チョン広報担当官は、「警察庁が言論仲裁委に訂正報道を申請したという内容が報道されたことで、警察がなぜ仲裁申請をしたのか国民が知ることになった。仲裁委に行っても実益がないと判断して、取下げることにした」と吐露した。

このような変化に対して、警察のある幹部は、「記者室閉鎖の先頭に立った幹部たちが、記者室の原状回復を公約した李明博(イ・ミョンバク)候補が当選したことで、生き残ろうと躍起になっている」としつつ、「外部からは私たちの組職がどれほど薄っぺらに見えるか恥ずかしい」と述べた。



surono@donga.com egija@donga.com