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[オピニオン]観相

Posted December. 27, 2007 03:01,   

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韓国人は容貌、言葉、文、判断力、すなわち身言書判を重視した。特に身が一番前に来ることは意味深い。身の中でも第一印象を牛耳るのは顔だ。顔つきを含め顔に現れた機運や好感度で人を評価するのだ。「顔(オルグル)」の古語「オルゴル」も魂のこもったところという意味だ。人相が心相であるわけだ。

◆昔は「顔によって生きる」という受身的な運命論が支配的だったが、最近では「生きることによって顔が決まる」という能動的な人相学が優勢だ。新年から東亜(トンア)日報に観相をテーマにしたマンガ『コル(格好)』を連載するホ・ヨンマン画伯も「人相学の大物、シン・ギウォン氏に直接学んでみたら観相も変わり運も変わるものだった」と言う。「生まれつきの観相」といっても、どう生きるかによって変わるという話だ。

◆国内の人相学博士1号の朱宣姫(チュ・ソンヒ)氏は初めから「顔の経営」を持ってくる。印象を作る要素のうち、遺伝子はわずか20〜30%で、残りは後天的な社会化の過程というのだ。良い印象の第一基準は顔色であり、その次は精神がとどまる所である瞳だ。黒と白のところが鮮明なクリーンな目が良い。下腹から出る声は品格を、鼻は財産運を、唇は性的な好みを表し、耳には幼年時代の成長記録が込めれている。成形の多い今日、まだ成形のできない瞳と声が重要だという。

◆今年は大統領選挙の年で観相が特に人気を呼んだ。一部の放送は専門家らを出演させ大統領選候補らの観相を見させる番組を放映したりした。さらに、社員採用の時に観相を見る企業も増えた。特に裏切らずに組職に最後まで忠誠する人なのかを見抜くのに気を使うという。観相家に職場の同僚や上司の写真を持っていって「私を欺く人なのかどうか」を見てもらう場合もあるようだ。教授新聞が選定した今年の四字成語が「自分も欺き他人も欺く」という自欺欺人であるところをみると、観相の用途も世相によって変わるのだろうか。

許文明(ホ・ムンミョン)論説委員 angelhuh@donga.com