来年の年明けから公共料金が大幅に値上がりし、国際原油価格と穀物価格の高騰で、各種生活品目の価格まで軒並み値上がりするものとみられる。
25日、財政経済部と各自治体の公共機関などによると、最近、韓国道路公社が高速道路の通行料5%アップを政府に建議している。
また、ソウル市は来年はじめに条例改正により、下半期に下水道料金を20.5%引き上げた後、09年と10年にもそれぞれ20.5%を引き上げる計画だ。
京畿道(キョンギド)は、来年から道内の高校授業料を、学校と地域によって2.8〜3.0%引き上げる予定であり、仁川(インチョン)市は来年1月の使用分から下水道使用料を用途によって23.3〜25.3%引き上げる方針を固めた。
ラーメン業界最大手の農心(ノンシム)は最近、小麦価格の高騰が原価に跳ね返ったことを受け、製品価格の引き上げ幅や時期をめぐって慎重に検討しているものとされる。これに先立ち、CJは今月はじめ、小麦製品の出庫価格を24〜34%引き上げている。
ロッテ製菓も、来年2月から菓子類の価格を15〜20%アップする方針を決めており、ヘテ製菓は新製品が本格的に出る来年3月から、菓子類などの価格を引き上げる予定だ。
ガソリンや軽油、灯油など石油製品の価格も相次いで値上がりするものと予想される。
韓国石油公社は、「来年、中東産ドゥバイ油価格がバレル=77.5ドル(年平均)で、今年より13%値上がりするものと見られており、一時的には100ドルの大台を突破する可能性もある」と展望する。
一方、消費者物価は前年同期比ベースで10月3.0%、11月3.5%アップし、韓国銀行(中央銀行)の消費者物価抑制目標値(2.5〜3.5%)の上限ラインに迫っており、今月も3%台を維持するものとみられる。
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