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[社説]李明博外交、韓米同盟強化をスタートラインに

[社説]李明博外交、韓米同盟強化をスタートラインに

Posted December. 22, 2007 05:41,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領当選者に、主要国の指導者たちの期待と関心があふれている。ブッシュ米大統領に続き、日本の福田康夫首相がお祝いの電話をかけ、中国の胡錦濤国家主席とロシアのプーチン大統領も親書を送った。李当選者は彼らと儀礼的なあいさつといった次元を超えて、相互関係の進展と協力を約束した。関係国家の首脳の動きは、この5年間の韓米、韓日、韓中、韓ロ関係が満足のいくものではなかったという証拠でもある。李当選者は、政権交代に対する主要国の首脳の肯定的な評価を、国益の極大化、外交の足場にしなければならない。

韓米同盟は、疑いなく韓国外交の主軸である。李当選者とブッシュ大統領は電話会談で「北朝鮮核放棄の貫徹意志」を確認し、協力を約束した。ブッシュ大統領が「韓米関係を優先的に重視する」と言うと、李当選者は「米国との関係を強化する」と応えた。李当選者側と米国が来月、北朝鮮核問題解決案と同盟関係強化などを話し合うために代表団を相互派遣することを合意したのも鼓舞的だ。

参加型政府の実利のない自主外交で傷ついた韓米同盟を修復し、両国政府および指導者間の信頼を構築するための努力は、早ければ早いほどいい。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府は、米国のイラクおよびアフガニスタン派兵要請に応える苦しい決断を下しながら、盧大統領の度重なる反米言行や相手の気分を害する外交姿勢で効果を半減させた。与えるものは与えながら、相手が水臭いという気持ちにさせる一種の自害だった。

北朝鮮の核廃棄、韓米自由貿易協定(FTA)批准など、懸案を賢明に解決する韓米協力が急がれる。このためには、共通の価値と相互利益を追求しながらも、要求することは要求する堂々とした姿勢も持たなければならない。

李当選者が21日に福田康夫首相に言ったとおり、韓米日3国の協力も、核問題の解決だけでなく東アジアの安定のために非常に緊要だ。さらに、李当選者が「MBドクトリン」ですでに明らかにしたように、「偉大なアジアの時代」と「エネルギー・シルクロード」で、外交地平を広げなければならない。李明博新政府の発足は、韓米同盟の修復をスタートラインにし、日本、中国、ロシアなどの周辺国へ、そして世界へ、韓国外交の深さと幅を拡大できる機会だ。