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BBK事件捜査めぐりハンナラと新党の攻防戦激化

BBK事件捜査めぐりハンナラと新党の攻防戦激化

Posted November. 20, 2007 03:03,   

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19日にも政界の話題はもっぱら「BBKと金ギョンジュン」だった。検察の「BBK株価操作事件」の捜査を大統領選挙の最後の変数と見ている大統合民主新党は、ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)大統領選挙候補に対する攻撃に力を集中したが、ハンナラ党は「気にすることはない」として、正面突破の戦略を選択した。

▲大統合民主新党の総攻勢〓大統合民主新党の金孝錫(キム・ヒョソク)院内代表は同日、ソウル永登浦区堂山洞(ヨンドゥンポグ・タンサンドン)の党本部で開かれた選挙対策委員会で、「国民の50%以上がBBKの真実を究明すべきだと言っている。李明博候補は50%以上の国民が敵に見えるのか」と厳しく批判した。金院内代表は、「『BBKの真実の日』が近づくと、ハンナラ党が精神的なパニックに陥って、『国との戦争』という妄言をしている」とし、「汚職の保護のための戦争に国を犠牲にしてはならない」と主張した。

同党のミン・ビョンドゥ選挙対策委戦略企画委員長は、「李候補の汚職の真相が続々と明るみになっているが、マスコミの報道はバランス感覚を失っている。特に、MBCは李候補の子どもの『偽造就業』問題は最後に報道し、BBK事件も単純な政治攻防に取り扱った」とマスコミに批判の矢を向けた。

その後、国会文化観光委員会所属の大統合民主新党議員らは同日、MBCを抗議訪問したりもした。崔載千(チェ・ジェチョン)スポークスマンは、「SBSに対しては別のルーツで意見を伝える」と述べた。

李候補の子どもの偽造就業問題を一番先に提起した大統合民主新党の姜鏻正(カン・ギジョン)議員は、ソウル鍾路区(チョンノグ)の国税庁舎前で、この問題と李候補の脱税疑惑に対する税務調査を要求し、テントでの座り込みに突入した。

▲ハンナラ党、「契約書のオリジナルは我々が持っている」〓このような攻勢にハンナラ党も厳しい姿勢を示した。姜在渉(カン・ジェソプ)代表は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で行われた最高委員会で、「(旧与党陣営は)この事件が爆発物であるかのように大騒ぎしているが、我々は不発弾と思っている」と強調した。

姜代表は続いて、「(検察が)全ての事件を良心に従って処理してくれることを期待している。きちんと明らかにされていない事案を政治的な意図を持って故意に流したり、歪曲して拡散させるようなことがあってはならない」と言って、検察を圧迫した。

ハンナラ党の関係者は、「予備選挙の過程で1次的な検証があり、以後、党レベルで綿密に検討したが、問題にならないという結論を下した」と述べた。李候補も19日、党の関係者らに、「正常な検察調査に堂々と臨むように」と指示したものと見られる。

党のクリーン政治委所属のコ・スンドク弁護士は、「金ギョンジュンが裏面契約書云々しているが、オリジナルは我々が持っている」とし、「しかし、オリジナルをあまり早く公開する場合、金容疑者が偽造専門技術を持っており、また別の操作が出かねないので、(時期に)慎重を期している」と述べた。

一方、李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁は同日、慶南馬山市(キョンナム・マサンシ)を訪問して記者懇談会を開き、「全国が大騒ぎして、国が覆されるかのように騒ぎ立てているが、検察は早く捜査せよ」と促した。李元総裁は、「何かあれば、明らかにして何らの疑問点も残さず究明し、そのようなことがなければ、李明博候補が無実の罪に問われることがないようにしなければならない」と述べた。

李元総裁側の李ヘヨン・スポークスマンは論評を通じて、「李明博候補とハンナラ党は、国民と歴史の前で良心宣言をし、再出発せよ」とし、「BBK事件の実体的な真実が究明される前までは、これ以上『民乱』だの『希代の詐欺師』だのといった感情的な言い方を控えよ」と促した。