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ガソリンも軽油も、日本より300ウォン以上高い

ガソリンも軽油も、日本より300ウォン以上高い

Posted November. 13, 2007 03:03,   

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●ガソリンも、軽油も300ウォン以上高い

12日、韓国石油公社と国際エネルギー機構(IEA)によれば、日本の今年9月の平均税引き後のガソリン価格は1リットル=144円(9月平均のウォン・円相場で約1167ウォン)だった。同じ時期、韓国のガソリン価格は1リットル=1539ウォンで、日本より372ウォンも高かった。

両国間のガソリン価格の差は、時間の経過につれて広がっている。

1998年、日本の年平均ガソリン価格は1リットル=97.7円(当時の相場で1050ウォン)だったし、韓国は1リットル=1123ウォンで、韓国が日本よりわずか73ウォン高い水準だった。しかし、両国のガソリン価格の差は2003年=200ウォン、06年=363ウォンなどと、引き続き広がった。

伝統的に日本がより高かった軽油価格も最近は逆転された。

00年、日本の年平均軽油価格は1リットル=81.3円(当時=853ウォン)、韓国は613ウォンだったが、05年からは韓国が日本を追い越し始めた。今年9月現在、軽油価格は韓国が12952ウォン、日本が989ウォンで、1リットル当たり約300ウォンの差がある。両国の1人あたりの国民総所得(GNI)を勘案すれば、韓国国民が肌で感じる原油価格の負担は、日本国民よりさらに重い。

世界銀行によると、05年基準の韓国の1人あたりのGNIは1万5840ドルで、日本(3万8950ドル)の半分にも及ばない。所得水準を考慮した日本のガソリン価格は、韓国の約30%水準に過ぎないことになる。

●高い油類税や精油業界の独寡占が大きな影響

現在、韓国でガソリンにつく税金は全体価格の約57%。政府はこの数値をほかの国に比べ、それほど高くない水準だと説明しているが、日本の税金比重(44%)より13ポイントも高い。

1人あたりのGNIを勘案したガソリン税金の水準も、韓国を100とした場合、日本は22で、韓国の5分の1の水準だ。

また、国内精油業界では独占や寡占の体制が確立されているのに対して、日本では10余りの精油会社や流通会社が激しく競争しながら、市場での価格上昇を抑える効果を出している。

精油業界の関係者は、「国際原油価格が上がれば、国内業界ではこれを価格にそのまま反映するが、日本では競争を通じて、引き上げ分をある程度吸収している」と話した。

漢陽(ハンヤン)大学経済金融学部のユン・ウォンチョル教授は、「油田開発も短期間で出来るものではなく、国民にひたすら消費を減らすよう訴えることにも限界がある」とした上で、「『原油価格100ドル時代』に政府が選べる即座の解決策は油類税の引き下げしかない」と指摘した。



jarrett@donga.com