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韓国シリーズMVPにリオス投手 実現した「コリアン・ドリーム」

韓国シリーズMVPにリオス投手 実現した「コリアン・ドリーム」

Posted November. 01, 2007 03:17,   

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1998年、OB(現在の斗山)のタイロン・ウッズの受賞以来、外国人としては通算2回目の最優秀選手(MVP)に選ばれたダニエル・リオス(斗山)は、授賞式の50分前に姿を現した。普段通り、球団事務所のある蚕室(チャムシル)野球場まで地下鉄で行き、球団関係者の車で式場に到着した。

シーズンを通して剛速球を投げ続けていた彼の腕はこの日も休む暇がなかった。一緒に写真をとりたいファンで長蛇の列ができ、リオスは今シーズン最多の234と3分の2イニングを投げきった「鉄腕」でファン一人一人の肩を抱いてポーズをとった。

MVP投票は開票直後にはMVP候補の名が等しく出ていたが、それもつかの間、予想通り、リオスの独走となった。リオスは「MVP投票は、私が何とかできるものではないので、緊張もせず、開票過程を楽しんだ」と話した。

受賞の感想からも22勝投手にふさわしい貫禄をにじませた。「私が頑張ったことを評価され、報われた」と切り出したリオスは、「投手は打者の後押しがないと勝利はできない。仲間たちやコーチングスタッフ、球団関係者と受賞の光栄を分かち合いたい」と述べた。また彼は、「できることなら、MVPトロフィーを優勝トロフィーと換えたい」と述べ、韓国シリーズで優勝を逃したことへの悔しさをアピールした。

取材陣の最大の関心事は、リオスが斗山に残留するかどうかだ。プレーオフの時から日本プロ野球団の楽天の関係者らが彼に注目し、調査を進めているためだ。

リオスは、「斗山との交渉しだい」と確答を避け、「今は米国に帰り、マイアミの海辺でゆっくり休みたい」と話した。

1日午前に出国するリオスは、来月からエージェントを介して斗山と交渉を開始する。



why@donga.com