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三星電子、GIE導入でIBMをベンチマーク

三星電子、GIE導入でIBMをベンチマーク

Posted October. 26, 2007 09:16,   

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三星(サムスン)電子が「一つのグローバル三星」を目標に、会社の組職と運営を再配置するための経営コンサルティングを、米国のIBMから受けていることが25日、確認された。

同コンサルティングは特に、三星電子の本社だけでなく、海外組職まで含めており、グローバル統合企業(GIE=Globally Integrated Enterprise)の導入を目標に進められるという。

三星電子がグローバル組職全体を対象にコンサルティングを受けるのは異例なことで、「グローバル競争力の強化方案を立てなさい」と言う李健煕(イ・ゴンヒ)三星グループ会長の意志によることとみられる。

尹鐘竜(ユン・ジョンヨン)三星電子副会長も今月、「超一流に跳躍するためには、創造的な組職文化を作らなければならない。職員の新しいアイディアを社を挙げて体系化する方案を捜しなさい」と、IBMなどに対するベンチマーキングを注文したことがある。

三星電子のコンサルティングは、全世界の支社と工場を一つに繋ぐ效果的なグローバル資源管理システムを作り、これによって組職を改編するのに焦点を合わせて進められるという。

また、大型化かつ官僚化された組職では創造的な成果を出しにくいという自らの判断によって、職員のアイディアが上部までそのまま伝わるシステム導入も検討されている。

三星電子はこれを通じて、グローバル組職の再配置を含め生産流通などを、既存とは完全に違うように設計する企業改善作業に取り掛かる予定だ。

会社側はすでに、最近、携帯電話の海外生産比重を50%以上に増やすなど一部グローバル生産体系の改編に乗り出し、三星SDSが最近、イントラネットである「マイシングル」に集団知識経営システムである「オープンプレース」を取り入れるなど企業改善を推進中だ。

三星電子はこのため、世界有数のコンサルティング業者らを韓国で接触したが、適任者を見つけることができず、結局、GIEへの転換に成功した経験を持っているIBMを選択したという。

IBMは02年、サミュエル・パルミサーノ現会長が就任して以後、多国籍企業を超えるGIEに変身を試み、成功事例を残したことで有名だ。

GIEはそれぞれの国家内の法人を中心に運営される多国籍企業と違って、全世界を一つの市場とみて、会計、購買などの業務を統合運営するなどグローバル基盤で再編された企業の形態だ。

IBMは、△財政部署はマレーシア△人事部署はフィリピン△購買部署は中国に置くなどGIEを具現し運営している。

また、各組職の幾多の実務者が重要な意思決定に平等に参加できる「オンライン・ジャム(jam)」という独特のシステムを運営している。

李輝星(イ・フィソン)韓国IBM社長は、「GIEはグローバル統合の利点を活用し、企業のグローバル競争力を極大化する方案」と言った。



nex@donga.com imsun@donga.com