Go to contents

盧大統領「警察内部の特定集団が独走している」と警告

盧大統領「警察内部の特定集団が独走している」と警告

Posted October. 20, 2007 03:11,   

한국어

盧武鉉大統領は19日、警察組織に関連して「出身縁故によって内部集団が形成され、特定集団の独走体制がつくられるのは望ましくない」と述べた。

盧大統領は同日、ソウル鍾路区世宗路(チョンノグ・セジョンノ)の世宗文化会館で行われた「警察の日」62年記念式で演説し、「警察の独立性と自律性が強化され、警察自らも政治的中立義務を誠実に守ってきたが、懸念されることもなくない」として、このように指摘した。

盧大統領は、また「警察自らが警戒し節制しなければならない」と述べ、「将来、制度の改革までも検討するべきだろう」と強調した。

盧大統領が、組織内の独走体制として警告した「特定集団」とは、警察大学出身の幹部たちを指したものと受け止められている。警察大学出身の幹部たちは今年8月末、「李宅淳(イ・テクスン)警察庁長官の辞職」を主張した警察大学1期出身、黄雲夏(ファン・ウンハ)総警を懲戒する過程で、集団反発の動きを見せた経緯がある。

大統領府は、黄総警の懲戒処分に対する警察大学出身者たちの集団的な反発の動きに「綱紀の乱れ」を指摘して、「公然と下克上が容認されてはならない」と批判していた。

盧大統領が触れた「制度改革の検討」については、警察大学の廃止方針を示唆している、との解釈もある。

これとともに、盧大統領は大統領選挙の公約だった検察と警察間の捜査権調整に関連して、「公約した水準より進んだ案を用意して仲裁を図ったが、皆さんの組織が受け入れなかった」と述べ、「実に残念に思う」と語った。

検察・警察間の捜査権調整を巡る議論の過程で、強硬姿勢を主導した関係者たちも、黄総警など警察大学出身たちだった。

盧大統領は、「今からでも遅くない。警察捜査の独自性の認定と、警察の司法的統制を折衝する方向で、賢明な合意がなされることを期待している」と加えた。



jin0619@donga.com