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「盧大統領の催促にいら立つブッシュ大統領」

「盧大統領の催促にいら立つブッシュ大統領」

Posted September. 10, 2007 07:48,   

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▲当時の現場の姿は〓盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、ブッシュ大統領に2度も米朝和平協定の事案を「具体的に言ってほしい」と述べたことで始まった。

盧大統領はまず、「ブッシュ大統領の発言から、(私たちが非公開会談でした)和平体制ないし終戦宣言に関する話が抜けているようだ」と述べた。この時、韓国側通訳は「私が間違ったのかもしれない(I think I might be wrong)」という言葉を追加し、「会談での終戦宣言の話を私は聞かなかった。そのようにおっしゃったのか」と通訳した。

さらに盧大統領は、「同じ話ではないか。金正日(キム・ジョンイル)総書記や韓国国民は、その次の言葉を聞きたがっている」と再び述べた。韓国側通訳は、この時も「金正日および韓国国民」の部分は抜いて「もう少し明確に(a little bit clearer)言ってほしい」と伝えた。

ブッシュ大統領は、「何をどのように明確に言えというのかわからない」と言い、同じ言葉を繰り返した。ブッシュ大統領はさらに、「ありがとうございます(Thank you、sir)」という言葉を2度繰り返して席を立った。

▲「通訳のせい」と釈明〓千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は、「ブッシュ大統領は、韓半島の新たな安保体制について説明したが、米国側通訳が漠然と『多くの変化があるだろう』とだけ伝えた。ブッシュ大統領は、『十分に説明したのに、なぜ盧大統領は何度も聞くのか』といぶかしんだ」と説明した。

しかし、大統領府とホワイトハウスが公開した発言録を見ると、大統領府が言及した内容の、米国側の通訳ミスは見当たらなかった。

▲韓米間の水面下の対立〓ぎこちない会談シーンが生中継された後、ワシントンでは「来るべき時が来た」という空気が強まった。米国は、長期間の努力による完全な非核化の完成を前提にした法律行為として、「米朝間の和平協定」の締結を構想するが、韓国政府は、非核化以前でも「言葉での宣言」はできると考えているということだ。

実際、ブッシュ大統領は、テレビカメラで公開された約10分間、「和平協定(Peace Treaty)」を取り上げ、盧大統領は「終戦宣言(Declaration)」を言及した。



srkim@donga.com jin0619@donga.com