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李明博氏「87年体制、10年間の発展空白期を越え一流国家に」

李明博氏「87年体制、10年間の発展空白期を越え一流国家に」

Posted September. 10, 2007 07:48,   

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ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)大統領選候補は9日、「政権交代により『87年体制』を越え、『08年体制』を開く」とし、「08年体制は、大韓民国の先進国入りをもたらす『新発展体制』だ」と述べた。

李候補は、大統領選挙(12月19日)100日前の9日、ソウル汝矣島(ヨイド)で開かれた記者会見で、「政権交代の歴史的使命を実現するため、これからの100日を『政権交代大長征の100日』と宣言する」とし、このように強調した。

▲「08新発展体制」〓李候補は「9・9宣言」で、大統領選挙を△時代の変化を読めない無知と国政混乱を招いた無能を審判する選挙、△国民を分裂させた独善を終わらせる選挙、△仕事のできる政権と世界を舞台に活躍するグローバル大統領を誕生させる選挙と規定した。

さらに、「10年間、前に進めなかった。国民はもう一度、切実に変化を望んでいる」と述べ、

大統領選挙の時代精神として「経済活性化と国民統合」を掲げた。

87年体制が、6・29民主抗争を通じて産業化から民主化に移る分岐点だったなら、08年新体制は、「10年間の発展空白期」を乗り越える経済成長を通じて先進国に跳躍し、「改革過剰」がもたらした各種分裂を治癒して、国家を完全にグレードアップするということだ。

李候補は、「08年体制」を「成長の果実が庶民に最大の恩恵となる体制、文明史的転換期を経て、世界一流国家の礎石を築く体制」と説明した。

さらに、△経済成長エンジンの復旧、△ぬくもりある共同体市民社会の形成、△教育改革による人材大国、△原則のある実用外交、△新北東アジア経済共同体の構築、△中産層の拡大など、08年体制の核心戦略を紹介した。

▲「誰とでも手を握る」〓李候補は、「残る100日間、政権交代を望むすべての人と手を握る。市民団体や政治家の誰とでも協力できる。その作業は始まっている」と述べた。

ハンナラ党は来月初めに選挙対策委員会を発足させ、政権交代を希望する市民社会団体や外部の名望家たちを1つのネットワークで結ぶ汎国民運動本部の性格をもつ「外郭機構」を構成する計画だ。

いっぽう李候補は、取材陣との一問一答で、大統領府が名誉毀損で自身を告訴したことについて、「韓国政治はまだ三流にとどまっている。個人的な考えだが、検察の調査が必要なら応じる。しかし、党と協議して決める」と述べた。

李候補は、来月の南北首脳会談については、「去る大統領が、次期政府と国民に心配をかける合意をしはしないか、懸念される」としつつ、「重要な合意を北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記とする前に、国民をまず説得すべきだ」と強調した。

また、韓米首脳会談で取り上げられた韓半島和平体制について、「同意する」としながらも、「北朝鮮が、既存の核兵器も含めて完全に核を廃棄し、国際社会に出てくるなら、軍事的緊張を解決する和平協定を結んで、米国と北朝鮮は国交正常化できるだろう」と述べた。

改憲問題については、「政界が一方的に行うものではなく、国民の合意が必要だ。権力構造問題を含め、国民の意見を聴取して慎重に扱う」と主張した。



taylor55@donga.com