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全数調査も生半可…「虚数」まだある

Posted August. 31, 2007 08:01,   

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大統合民主新党は30日、大統領選候補を選ぶ予備選挙の選挙人団を募集する過程で明るみになった代理受付疑惑が事実と確認されたことで、内外で非難世論に見舞われた。

李穆熙(イ・モクヒ)国民予備選挙委執行委員長が、国会で記者会見を開いて鎮火に乗り出したが、不信がふくらむばかりだという指摘だ。でたらめな予備選挙という非難が、予備選挙の結果に対する不服問題につながる恐れがあるという観測も、政界では流れている。

▲代理受付者を含めた可能性高い〓党内の一部では、選挙人団母集団と確定した67万5838人の中にも、かなりの数の代理受付者がいる可能性があると憂慮を示している。

本人が選挙人団に登録していない人の中に、電話自動システム(ACS)による全数調査に応じなかった人も多いということだ。全数調査は、本人確認の手続きがなく、「(選挙人団登録に)参加したことがなければ1を押し、参加したのであれば電話を切ってください」とアナウンスし、応答しなければ自動的に選挙人団に含まれるよう設計されている。できるだけ多くの人を選挙人団として集めようと党が欲を張ったためだ。

民主新党が主張した通り、全数調査が2度にわたって実施されたかどうかも疑わしい。李穆熙委員長は、「29日に全数調査を終えた」と言ったが、知らぬ間に選挙人団名簿に電話番号が載り、全数調査の電話を受けた東亜(トンア)日報の記者に、30日までにかかってきた調査電話は1回だけだった。

全数調査で、欠番や電話に出なかった15万8309人を選挙人団に含めたことに対しては、党内でも強引だという反応が強い。党のある関係者は、「選挙人団ばかりたくさん集めてどうするのか。実際の投票率が低ければ、後の打撃はより大きいだろう」と憂慮した。

電話全数調査で欠番が6万件以上あったことも、常識的に納得しがたい。

民主新党側は、本紙記者のケースについて、「電話番号は合っているが、名前と住民登録番号は他人の番号で登録されている」と説明した。しかし、本人が知らないうちに選挙人団名簿に電話番号が載っていたネットメディア「フリーゾーン・ニュース」の李記者は、本人の名前と住民登録番号が正確に載っていたことが明らかになった。

李委員長は、2つのケースについて、「公明選挙分科委員会で調査した後、不正行為があれば刑事告発する」と述べた。

▲内外の非難世論〓ハンナラ党と民主党は、民主新党の選挙人団代理受付に対し一斉に批判した。

ハンナラ党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)スポークスマンは、「『帰ってきたヨルリン・ウリ党』の予備選挙の選挙人団募集過程は、開始から腐臭がする」と非難した。民主党の金在斗(キム・ジェドゥ)副スポークスマンは論評で、「動員はしっかりと行わなければならない。党担当記者まで動員したのは、あまりにもひどい。動員選挙人団、幽霊選挙人団で行われた選挙に、誰が承服し、国民のだれが認めるだろうか」と皮肉った。

党内でも、大統領選予備選挙の候補である韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相が全数調査の再実施を求めるなど、内紛も小さくない。

韓前首相側のスポークスマン、金炯柱(キム・ヒョンジュ)議員は、「皆が納得できる合理的な方法の全数調査を再実施し、すべての疑惑を取り除かなければならない。現在の方式に固執すれば、虚偽選挙人団論議に包まれ、国民予備選挙の意味が傷つけられる恐れがある」と主張した。



tesomiom@donga.com