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建設会社オーナー、54億ウォンの特別優遇保証疑惑

建設会社オーナー、54億ウォンの特別優遇保証疑惑

Posted August. 30, 2007 07:59,   

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鄭允在(チョン・ユンジェ)元大統領秘書官の紹介で、鄭祥坤(チョン・サンゴン)国税庁局長に1億ウォンの賄賂を渡した釜山(ブサン)にある建設会社のオーナー、金容疑者(42)が、金融機関から巨額の融資を受けるため、政府拠出公共基金の保証を受ける過程で特別優遇を受けた疑惑が持ち上がっている。

金容疑者は先月17日、偽の書類を作って政府拠出公共基金である技術信用保証基金(技術信保)や信用保証基金(信保)から保証を受けたあと、金融機関から60億ウォン余りの融資を受け、個人的に使った容疑(詐欺)で、釜山地検に逮捕された。

検察によると、金容疑者は04年4月、自分が事実上の所有者であるJ建設やH土建の工事受注契約書など、融資に必要な書類を捏造して、技術信保の釜山ソミョン支店と、信保の釜山支店でそれぞれ41億2000万ウォンと12億9300万ウォンの保証を受けた。

金容疑者は、このようにして受け取った保証で金融機関から60億ウォン余りの不法融資を受け、個人向けに転用した後、二つの建設会社を廃業させ、技術信保と信保に損失をこうむらせた容疑がもたれている。

これについて信保の関係者は、「年間の売上高が50億〜60億ウォンぐらいあれば、保証ができる。当時、H土建の売上高は200億ウォン近くはあったと覚えている」と話した。

しかし、釜山のある建設会社の関係者は、「H土建の年間売上高が200億ウォン近くあるというのは信じられない」とした上で、「保証を受ける過程で特別優遇があったものと見られる」と反ばくした。

金容疑者は検察の捜査が始まった6月、貸付金の一部を返済した後、拘束適否審査制度の行われる前日である先月26日、貸付金全額を返済し、27日釈放された。

当時、裁判所では、「金容疑者がほとんどの被害額を返済した上、被害者らは金容疑者が引き続き事業することを願っている」として、保証金3000万ウォンでの釈放を決定した。

しかし当時、金容疑者は釜山蓮山洞(ヨンサンドン)のマンション再開発事業と関連して、虚偽の土地売買契約書を作成し、380億ウォン余りを横領した容疑ももたれている。検察は当時の逮捕状で、「事案が重大で、横領金額が大きい」ことを拘束事由にしている。

いっぽう、鄭局長の賄賂授受事件を捜査してきた釜山地検は同日、鄭元秘書官に対する調査の必要性が持ち上がったことと関連して、「事件はすでに起訴され、鄭元秘書官が金を受け取ったという容疑がないので、調査の計画はない」と発表した。

最高検察庁の関係者も、「釜山地検で処理すべき問題だ」とした上、「起訴して裁判が行われているので、捜査はすでに終わったのではないか」と語り、捜査を拡大する意思のないことをほのめかした。



toto@donga.com