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建設会社オーナーに頼まれ、元大統領秘書官が国税庁局長を紹介

建設会社オーナーに頼まれ、元大統領秘書官が国税庁局長を紹介

Posted August. 29, 2007 07:22,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の「386」側近の一人、鄭允在(チョン・ユンジェ、43)元大統領儀典秘書官が、釜山(プサン)の建設会社オーナーから1億ウォンを受け取った疑いで逮捕されたチョン・サンゴン(53、拘束)国税庁不動産納税管理局長を問題のオーナーに紹介したことが確認された。

チョン局長の賄賂授受事件を捜査した釜山地検のチョン・ドンミン2次長検事は28日、「昨年8月当時、釜山地方国税庁長のチョン局長と建設会社オーナーの金(41)氏との食事の場を、鄭元秘書官が取り持ったという東亜(トンア)日報の報道は事実だ」と明らかにした。

検察によれば、鄭元秘書官と金氏は数年前から付き合いがあり、金氏の頼みで鄭元秘書官は昨年8月末、ソウル鍾路区(チョンログ)の韓定食屋でチョン局長と金氏が食事をともにする席を取り持った。当初、この場には鄭元秘書官も同席したが、場が終わる前に、先に席を離れた。

検察の捜査の結果、金氏は8月中旬、釜山国税庁長室にチョン局長を訪れ、「H土建とJ建設の税金追徴額を減らし、I企業に税務調査を拡大しないでほしい」と頼んだ後、鄭元秘書官にチョン局長に会わせてほしいと頼んでいたことが明らかになった。

検察関係者は、「チョン局長と金氏から鄭元秘書官が場を取り持って、三人が一緒に食事をしたという供述を確保した」と述べた。

しかし、鄭元秘書官は27日、本紙の電話インタビューに「チョン局長は知っているが、チョン局長や建設会社の社長と席を共にしたことはない」と嘘をついていた。氏はまた、連合ニュースのインタビューでは、「2人を紹介したのは事実だが、問題の夕食の場を取り持ったというのは事実でない」と主張した。

検察はまた、「チョン局長に対する司法処理の時点で、大統領府から(チョン局長事件と)鄭元秘書官が関係があるのか、(鄭元秘書官の)辞表を受理してもいいかという連絡があった。そこで、食事の席に居合わせただけで、金も受け取っておらず、疑いもないと話した」と明らかにした。

しかし、千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は同日、ブリーフィングで、「検察が捜査を進めた当時は、今回の事件に対して知らなかったし、関連者を拘束起訴する過程で、情報を通じて把握しただけ」とした上で、「辞めると言っている人の辞表を受理してもいいかと検察に聞くなど、ありえない」と述べた。

鄭元秘書官は、チョン局長が拘束された翌日の10日、辞意を表明し、チョン局長は16日に起訴された。

千報道官は、「大統領府はそのような出来事があったかどうかを当時から今まで知っているわけがない」として、鄭元秘書官の辞意表明の背景について、「今月末から釜山の大学で兼任教授として講義することになって、すでに7月から後任の内定者と仕事の引継ぎ作業を進めており、8日、南北首脳会談の開催が発表されたのを受けて、後任者が首脳会談に向けてしっかり準備できるようにするため、予定より早く辞表が受理されたもの」と述べた。

千報道官は、「すでに検察の捜査が一段落しただけに、大統領府のレベルで調査する必要はないと見ている」と述べた。

これに対し、ハンナラ党は同日、「チョン局長の拘束日に鄭元秘書官の後任人事が発表されたのは釈然としない上、検察の態度も疑惑をふくらませている」とし、「鄭元秘書官はどうして二人を紹介したのか、建設会社の社長とはどのような関係なのか、どうして儀典秘書官職を辞職したのか、堂々と明らかにせよ」と要求した。