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慶州国際マラソン、「標高差10メートル」の最高のコース誕生

慶州国際マラソン、「標高差10メートル」の最高のコース誕生

Posted August. 29, 2007 07:22,   

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「千年の古都・慶州(キョンジュ)でマラソンも楽しみ、記録も縮めよう」

マスターズ・マラソン・ランナーにとって、マラソンは楽しく走るだけでなく、記録も重要だ。マラソンに夢中の人々を、もっとマラソンに駆り立てる媒介が、まさに記録だ。目標記録に向け、いっそう頑張って走るからだ。そして、目標を果たした時は、世の中すべてを手に入れたような幸福感を味わう。多くの人がマラソンから脱け出すことができない理由だ。

それならば、記録短縮のために必要なものは何か。マラソンで記録を短縮するためには、3つの条件が必要だ。体系的なトレーニングと平坦なコース、そして天候。この中で唯一、変数のないのがコースだ。選手はいくらトレーニングを一生懸命したとしても、本番でコンディションが崩れてしまうこともある。天候はいつどう変わるかわからない。結局、記録を縮めるためには、コースを平坦にするのが最善の選択というわけだ。

今年から、国際マラソン大会として開かれる東亜(トンア)日報2007慶州国際マラソン(10月21日)のコースが、韓国で最も平坦なコースに生まれ変わった。韓国記録の揺籃である東亜マラソンが、エリートはもちろん、マスターズ・マラソンランナーたちにも記録短縮のチャンスを与えるため、慶州コースを大幅改編したのだ。

慶州市民運動場を出発し慶州市内を回る42.195kmのフル・コースには、上り坂と下り坂がまったくない。前大会まであったコース後半部の27kmから31kmまで約4kmにわたる普門湖(ポムンホ)入口の上り坂コースがなくなった。川風の影響を受ける北川路(プクチョンロ)の一部もコースから除かれた。最大標高差が1kmあたり10mを超えないほど、高低がほとんどなく、記録短縮に最適のコースに変わった。

慶州コースを実測したユ・ムンジョン大韓陸上競技連盟施設委員会副委員長は、「今まで国内で見たコースの中で一番平坦だ。エリート選手だけでなく、マスターズ・マラソンランナーたちも記録を縮めるのにたいへんいい」と話す。

慶州コースは新羅(シンラ)千年の古都が残した慶州の文化遺跡を回りながら走るので、歴史の勉強にもなる。天体の動きを観察した瞻星台(チョムソンデ)をはじめ、大陵苑(デルンウォン)、五陵(オルン)、雁鴨池(アンアプジ)、石氷庫(ソクビンゴ)、興輪寺址(フンリュンサジ)、黄竜寺址(ファンリョンサジ)、国立慶州博物館、聖鄹(ソンドク)大王神鐘(シンジョン)などを鑑賞しながら走るのもいい。また、紅葉に染まった秋の趣が感じられるクムソンロとウォルソンロ、チョングンロを走ることになり、退屈せずに「105里のレース」を楽しく終えることができる。

1993年から開かれている東亜慶州マラソンは翌年、韓国で初めてマスターズ部門を新設し、マスターズ・マラソンのメッカと呼ばれる。特に、00年、東亜マラソンがソウルに移されてソウル国際マラソンに変身し、東亜慶州マラソンはマスターズ・マラソンランナーのフェスティバルとして位置づけられた。今年からは、また世界の健脚たちとともにレースを繰り広げる大会に生まれ変わる。10km、ハーフ・コース、フル・コースの3部門に分けて開かれ、先着順で1万2000人を募集する。参加申し込みはホームページ(donga-marathon.com)で行う。



yjongk@donga.com