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「ヘリコプターで返済を」旧ソ連の経済協力借款で政府がロシアに提案

「ヘリコプターで返済を」旧ソ連の経済協力借款で政府がロシアに提案

Posted August. 22, 2007 06:21,   

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政府が、旧ソ連に提供した経済協力借款の一部をロシア製へリコプターで受け取る「3次兵器導入事業」の推進を決め、これをロシア政府に提案したことが確認された。

21日、複数の軍消息筋によると、今月中旬にロシアを訪問した宋永武(ソン・ヨンム)海軍参謀総長は、ロシア政府と軍関係者に会い、韓国政府が経済協力借款の一部をロシア製ヘリコプター30機と修理付属品で受け取る案を提案した。

韓国政府の提案に対して、ロシア政府は肯定的な反応を示したという。

国防部は昨年末、海兵隊の上陸用機動ヘリと探索救助用ヘリをロシアから導入する軍需品リストに含め、政府に提出した。また海兵隊は、2015年まで独自の上陸作戦能力を備えるために、強襲ヘリと攻撃ヘリ大隊を備えた航空旅団を創設する計画を推進している。

そのため、軍当局が導入を検討中のロシア製ヘリコプターは、海兵隊の上陸用機動ヘリや多目的支援ヘリとして活用できるKA32やMI38輸送ヘリになるものと専門家たちは見ている。

ロシア製ヘリコプター1機当たりの価格は、機種によって70億〜100億ウォンで、修理付属品の価格まで加えると、導入総額は数千億ウォンになると考えられる。

現在、ロシアが韓国に返済しなければならない経済協力借款は、13億3000万ドル(約1兆2630億ウォン)で、両国政府が03年に締結した関連協定によると、ロシアは今年から09年まで、現金で分納返済することになっている。

しかし、これまでロシアは、現金ではなく防産物資で現物返済するという意思を数度明らかにしており、政府もこれを受け入れたもようだ。

政府はまた、ヘリコプターのほかに、経済協力借款の相当部分を軍需物資で受け取る方針を固め、今後のロシア製兵器の導入規模はさらに大きくなるものと予想される。



ysh1005@donga.com