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「学位偽造の講師」捜査拡大…全国の学院が動揺

「学位偽造の講師」捜査拡大…全国の学院が動揺

Posted August. 06, 2007 03:04,   

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ソウルから始まった学院(日本の塾)の講師たちの学位偽造についての警察捜査と教育庁の調査が釜山(ブサン)と大田(テジョン)などに拡がっている。

釜山地方警察庁は、釜山市教育庁とともに釜山市内の各学院を対象に、講師たちの最終学歴証明書を収集し確認作業を行うなど本格的な捜査に着手した、と5日明らかにした。

警察は特に、外国大学で学位を取得した海外留学派や外国人講師たちに対しては出入国管理事務所を通じ、大学在学期間中の出入国関連事実を調査することにした。

釜山市教育庁は、警察の捜査結果と独自の調査などで、偽造学歴の講師を採用した事実が明らかになる場合、休院など強力な行政処分を下すことにした。

大田市教育庁も、大田市内の2000個余りの学院のうち、いわゆる「一流大学」出身と明らかにした講師たちの名簿を把握し、当該大学に卒業事実の可否を確認することにした。

また、これまでチラシなどを通じ過大な虚偽広告をしてきたという疑惑が持たれている一部学院に対しては職員たちを直接投入し詳細な調査を行うことにした。

▲常習的な学位偽造〓ソウル松坡警察では同日「先週、摘発された学院の講師31人のうち、2人は学位の偽造で摘発された前科があった」と明らかにした。

警察によれば、江南区道谷洞(カンナムグ・トゴクドン)のある学院で講義をしてきた李某氏(33、女)は1995年にソウル市内の有名大学の会計学科を卒業したかのように学位を偽造し講義をしてきたが摘発され150万ウォンの罰金刑を受けた。

また、江南区大峙洞(デチドン)で数学講師で活動してきた金某氏(35)も2年前に学位偽造の疑いで摘発され、起訴猶予処分を受けたことが確認された。

警察関係者は「一部学院の場合、学院長が講師たちに学位を偽造するようにしたという情報提供があり調査している」とし「学院長に対しても調査を行う」と明らかにした。

▲学院たち戦々恐々〓警察の捜査が本格化するにつれ学院街は大きく揺れている。

多くの学院は所属講師たちの学歴を独自に調査する一方、しばらく新規の講師採用は最大限減らすという方針を立てたとのことだ。

ソウル江南のある大型有名学院の関係者は「講師たちが卒業証明書を提出した大学に一々確認の要請をしておいた状態」とし「しかし、大学が個人情報の保護を理由に拒否する場合が多くて検証が難しい」と訴えた。

陽川区木洞(ヤンチョング・モクドン)のある補習学院の関係者も「新しく採用した講師たちの卒業証明書を例年に比べて几帳面にチェックしている」とし「しかし講師たちが意図的に偽造学位を提出すれば適切に検証する方法がない」と話した。

父兄や学生たちも困っているのは同じだ。高校3年の受験生を抱えている父兄の李ジョンエ氏(40、ソウル江南区道谷洞)は、「学歴よりは実力を信じて学院に行かせるが、率直に学歴を偽造した講師をどう信じて子たちを任せるのか」とし「もう修学能力試験日を100日余りを残している中、子供が動搖するのではないかと心配」と話した。