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[オピニオン]金持ちのカットライン

Posted August. 04, 2007 03:39,   

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米国で発行された『金と結婚する方法』という本では、「未婚の金持ちに近づくのに適した時間や場所を確保せよ」とアドバイスする。続いて、「彼らがどれだけ金持ちであるかを一目で見分ける実力を養え」「彼らに信頼や安らぎを与えるマナーで行動せよ」と助言する。米国の経済雑誌『マネー』は先月、「億万長者と結婚すること」という記事で、「金持ちと結婚するためには、まず彼らの事業や外出習慣、ペット、趣味生活、寄付すること、休養地などを把握せよ」と主張した。これさえも容易なことではないのか、同記事では、「よりレベルの低い金持ちと暮らす方法も学べ」とか、「目線を下げろ」という助言も付け加えている。

◆住居用の住宅を除いた財産が100万ドル(約9億2000万ウォン)以上の「百万長者」は全世界に950万人いるというのが、米証券会社、メリルリンチの昨年の調査結果だ。彼らのうちの上位1%のスーパー金持ちに仲間入りするためには、財産が3000万ドル(約276億ウォン)に達しなければならない。米経済雑誌、フォーブスが集計する「億万長者」は全世界に946人いる。10億ドル(約9200億ウォン)以上の資産家がここに入る。

◆国内での「金持ちのカットライン」も引き続きあがっている。ハンギル・リサーチ研究所のアンケート調査結果、昨年の金持ちの基準は20億3000万ウォンだったが、今回は27億ウォンだという。昨年、新韓(シンハン)銀行の顧客調査でも「30億ウォンぐらいなければ金持ちと言えない」という回答が44%でもっとも多く、「100億ウォンを超えなければ」という回答も10%に上った。さらに、就職関連ポータルサイト「スカウト」などの調査では、20代の金持ちの判定基準は50億ウォンだった。歌手、ヒョニョンの広告でのせりふのように「とうてい、できっこないわよ」がぴったりだ。

◆米国の金持ちを研究したトーマス・スタンレーが『隣の百万長者』という本で紹介した金持ち指数の公式は、「(純資産額X10)⁄(年齢X年間総所得)」だ。指数が1以上なら、同年代より金持ちになれる可能性がより高いことを意味する。0.5未満なら、財テクに問題があるという意味であり、2以上ならうまくいっているという意味だが、指数にこだわる必要はない。実際にスタンレーが選んだ金持ちたちの特徴は「節約の上の節約」だった。

洪権熹(ホン・グォンヒ)論説委員 konihong@donga.com