▲李前市長、「ネガティブを勝ち抜き、経済活性化を」〓李明博（イ・ミョンバク）前市長は、自分が経済を回復させる唯一の候補であると強調し、「李明博が（ネガティブ攻勢）一発で吹き飛ぶと言うが、とんでもない。李明博を甘く見るな。誰が私に石を投げようか」と声を高めた。
朴前代表側の検証攻勢に対しては、２６日の演説会よりも批判の強度を高めた。
李前市長は、「（私は）世界の市場を飛び回り、商品を売るとき、他人の商品にケチをつけたことはない。自分のアピールをしなければならない。他人の商品にケチをつけることはみなが亡びる道だ」と述べた。さらに「なぜ盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権がハンナラ党の党内選挙に飛び込み李明博が候補になることを妨害するのか。これは私が本選に出れば勝てないと恐れるためだ」と主張した。
また李前市長は現代（ヒョンデ）グループ勤務時代の蔚山（ウルサン）との縁を紹介し、「現代自動車ではこの２０年間、数回のストライキがあり、国民みなが心配している。大統領になれば、政治労組、強性労組、不法ストライキをなくす」と述べ、地域票心に訴えた。
▲朴前代表、「腐敗のないきれいな指導者だけが経済を回復できる」〓朴前代表は、「国民の信頼にもとづいた真の経済指導者論」を力説した。経済問題が決して李前市長の「専有物」ではないことを強調したのだ。
朴前代表は、「国政経験と議政経験、政党代表経験をいかし、優秀な人材を起用して経済を必ず回復させる」と述べ、「力は筋肉から出るのではなく、国民の信頼から生まれる。指導者に問題があり、国民が指導者を信じられなければ、いかなる政策も成功できない」と強調した。
朴前代表は、「庶民たちは汗を流して少しずつ貯金し家を建て子どもを教育するのに、一方では不動産で数十倍も数百倍もの金儲けが可能な国が、正常な国だろうか」と述べ、李前市長を非難した。
さらに、「不安な候補ではいけない。候補が確定した後に個人不正が明るみになれば、政権交代は水の泡になる」と述べ、自分が「無欠点候補」であることを再び主張した。
▲洪準杓、元喜龍議員、「適任者は私」〓洪準杓（ホン・ジュンピョ）議員は、「１９７４年に蔚山に引っ越した時、父は現代重工業の臨時警備として働き、私は貧しさを断ち切るために、死に物狂いで勉強した。空腹と苦しい生活の中でも、検事、国会議員、大統領になれるということを子どもたちに見せてあげたい」と支持を訴えた。
元喜龍（ウォン・ヒリョン）議員は、「米国は、歴史のヤマがある度に若い指導者を選んで危機を突破した。変化する時代には、若い力、若い血が必要だ」と力説した。さらに、「労組の要求には屈しないが、大統領になれば弱者と労組の要求を公権力で踏みにじることはしない」と付け加えた。
東亜（トンア）日報が１４日、世論調査専門機関コリア・リサーチ・センター（ＫＲＣ）に依頼して調査した結果、釜山（プサン）、蔚山、慶尚南道（キョンサンナムド）地域の有権者の次期大統領選候補好感度の調査では、李前市長が３４.４％、朴前代表が３３.３％を得た。ハンナラ党大統領選候補だけを対象に調査した好感度では、李前市長と朴前代表が同じ４２.９％を記録した。
▲ビッグ２の攻防、中止宣言の翌日に再開〓アフガニスタンの拉致事態などで、「ビッグ２」候補が２６日に宣言した「攻防中止」の約束は、１日で破られた。攻撃の言葉は、朴前代表側が先に発した。
洪思徳（ホン・サドク）選挙対策委員長は２７日、報道資料を発表し、「１９日の検証聴聞会で出た調査結果を見ると、李前市長が主張した（株）ダースの１９０億ＢＢＫ投資説と違い、ダースは４０億ウォンだけ投資した」とし、「残りの１５０億ウォンは李前市長の義弟金ジェジョン氏と長兄の李サンウン氏が道谷洞（トゴクトン）の土地の売却資金の一部を投資したという疑惑が依然として残る」と主張した。
朴前代表側の金在原（キム・ジェウォン）スポークスマンは、「（李前市長の義弟金氏が）同党議員を告訴した後に見せた一貫性のない告訴取り消しの振る舞いが、危機対応の決断力なのか」と述べ、李前市長の危機対応能力を皮肉った。
これに対し、李前市長側の朴亨逷（パク・ヒョンジュン）スポークスマンは、「国民と党員がどう考えようと、全面的なネガティブキャンペーン宣言をせよ」と述べ、「節度を越えた（朴前代表側の）ネガティブ攻勢には、今後、断固として対処することを明確にする」と反ばくした。
李前市長側の張光根（チャン・グァングン）スポークスマンも、「目の前の政治的利害得失だけを考える方（朴前代表）がどうして国民統合を果たす国政最高指導者を夢見るのか。自らの主張のように『国民と結婚した候補』なのか」と非難した。
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