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タリバン側、「タリバン兵士と人質の交換」を要求

タリバン側、「タリバン兵士と人質の交換」を要求

Posted July. 23, 2007 03:05,   

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13日、ボランティア活動をするため、アフガニスタンに入った京畿道城南市盆唐区(キョンギド・ソンナムシ・ブンダング)のセンムル教会所属の信徒たちが、教会と連絡が途絶えたのは19日午後のこと。

ボランティア団体は現地時間で同日午後3時ごろ、アフガンの首都のカブールでバスに乗り込んで南部のカンダハル市に向かって出発した。同団体の一人は午後5時ごろ、「カンダハルに向かっている」と、韓国のウンヘセム幼稚園の関係者に電話で知らせていた。

しかし、到着予定時間がずいぶん過ぎたにもかかわらず、同団体からは何ら連絡がなかった。教会側はこの事実を外交通商部に知らせて、外交部は早速事実確認に乗り出した。

アフガン政府は最後の通話があった19日午後5時から7時の間に韓国人が拉致されたものと見ている。

拉致のニュースは翌日の20日、外信を通じて報道された。ロイター通信は同日昼の12時半ごろ、「韓国人がアフガンでタリバンによって拉致された」と報道した。さらに外交部が「事実を確認しているが、事実である可能性が高い」ことを明らかにしてから、状況は緊迫してきた。

政府は早速外交部に対策本部を設けて、アフガン駐在の韓国大使館に現場指揮本部を設置する一方、数回、緊急会議を開いて対策作りに取り組んだ。

同日夜、外信が「21日昼の12時(韓国時間午後4時)までにアフガンに駐屯している韓国軍を撤退しなければ、韓国人を殺害する」というタリバンの警告を伝えてから、危機感は最も緊迫した状況に達した。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、タリバンが人質に対する処刑時間を2時間後に控えた21日午後2時半、「韓国政府は速やかな釈放に向けて、誠意を尽くして努力する準備ができている」という内容の緊急のメッセージを発表した。盧大統領のメッセージは国内放送とCNNを通じて全世界に生中継された。

午後4時半が過ぎたが、拉致された韓国人が殺害されたというタリバンの発表か報道はなかった。しかし、4時50分ごろ、タリバンがドイツ人の人質の2人のうち1人を殺害したというニュースが伝えられて、再び危機感が高まった。幸いタリバンは10分後、「韓国政府の積極的な態度のため、韓国人の人質はまだ無事」でいることを明らかにした。

同日午後11時過ぎにタリバンは、「22日午後7時(韓国時間午後11時30分)までタレバンの隊員23人を釈放しなければ、韓国人の人質23人を殺害する」という新しい要求条件を提示した。

22日午後、政府が急派した対策チームがアフガン現地に到着した。同日、一時アフガンで拉致被害者に対する救出作戦が始まったという外信の報道があってから、真偽をめぐって騒動が起きたが、政府は「事実でない」と公式確認した。

政府当局者は、「拉致被害者の釈放に向けて(拉致勢力)といくつかのルーツを通じて接触しており、お互いの要求条件について交感を示している段階だ」と伝えた。



gold@donga.com myzodan@donga.com