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盧大統領「対北相互主義は危機をもたらすだけ」

盧大統領「対北相互主義は危機をもたらすだけ」

Posted July. 20, 2007 03:12,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は19日、「相互主義に基づいた対北朝鮮政策」について、「相手の出方と同様に、我々も同じ対応をしなければならないという相互主義で得られるものは、随時に発生する危機の繰り返しと対決構図しかない」と批判した。

盧大統領は同日、 ソウル市松坡区芳荑洞(ソンパグ・バンイドン)のオリンピック公園フェンシング競技場で行われた民主平和統一諮問会議13期の立ち上げ式の演説で、「相互主義は今すぐは胸がすっきりするかも知れないが、国民の安全と平和には役立たない」と述べた。

盧大統領は、「北朝鮮のミサイル発射と核実験の際、一部マスコミの主張どおり強硬に対応し、開城(ケソン)工業団地と金鋼山(クムガンサン)観光事業を中断したならどうなっていただろうか」と述べて、「開城工業団地に参加したわが企業が莫大な損害を被って狼狽し、外国人投資家が離れて、値上がりしている株価が急落しているかも知れない」と反問した。

盧大統領は韓半島平和構造定着のための経済ビジョンとして、「南北協力を通じる北方経済時代」を提示し、実践戦略として対北朝鮮包容政策の一貫した推進を強調した。

盧大統領はまた、「平和と繁栄の北東アジア時代を切り開くための一歩は、韓半島に平和構造を定着させることだ」として、「韓半島の非核化を早期に達成し、停戦体制を平和体制に切り替えるべきだ」と述べた。

さらに、「北方経済時代が切り開かれば、ベトナム、中東特需とは比較にならないほど大きな跳躍の機会が訪れるはずで、韓国の経済舞台がユーラシア大陸全体に拡大するだろう」と述べた。

これに対して、ハンナラ党の羅卿援(ナ・ギョンウォン)スポークスマンは、「ハンナラ党は相互主義を諦めたわけではなく、過度に硬直した姿勢で相互主義を運用しないということだ」として、「盧大統領は『一方的な支援』と包容の主張が、北朝鮮による核危機をもたらしたことを忘れてはならない」と述べた。



jin0619@donga.com