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またもイランと8強戦 サッカーのアジア杯

またもイランと8強戦 サッカーのアジア杯

Posted July. 20, 2007 03:12,   

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「『イランの3人組』、アリ・カリミ(29)、ヴァヒッド・ハシェミアン(31)、ジャヴァド・ネコーナム(27)を徹底的に守備しろ」

サッカーの2007アジア杯の8強戦でイランに勝たなければならない韓国チームの宿題だ。この3人はイランの中核メンバー。韓国は22日午後7時20分、マレーシア・クアラルンプールでイランと一戦を交える。

ドイツ・ブンデスリーガーのバイエルン・ミュンヘンで活躍しているカリミ選手は、韓国ファンにも顔なじみの選手だ。彼は2004年中国で行われたアジア杯8強で韓国を相手にハットトリックを記録した選手で、5ゴールを決めて得点王にも輝いた。韓国はその時はイランに3−4で敗北している。2004年、アジアサッカー連盟(AFC)で今年の選手に選ばれたカリミは、依然としてチームの大黒柱として活躍している。彼は特に、中盤でイランの試合をコントロールしながら、イランの攻撃チャンスを作り出す始発点の役割をする。

ハシェミアン選手はイランの主力攻撃手だ。現在、ゴールはまだ決められずにいるが、いつでも能力を発揮できる選手だ。今大会で一番大きな活躍ぶりを見せている選手はMFのネコーナム選手だ。彼は、中国戦で2−2で引き分けた時、劇的な同点ゴールを入れ、マレーシア戦でも先制ゴールを決めるなど、卓越なゴール感覚を見せている。ネコーナムは個人技やパスなどにも長けている。

大韓サッカー協会の李ヨンム技術委員長はカリミ、ハシェミアン、ネコーナムを韓国チームが警戒すべき対象に挙げた。李委員長は、「中央の攻撃手のハシェミアンと中盤の中央を守るカリミ、ネコーナムが警戒対象であり、この3人を中央から遮断すれば、十分勝算がある」と説明した。

特に、この3人は組織的な圧迫にやや苦手な姿を見せていると言われている。最盛期がちょうど過ぎているため、老衰の気味を見せているという分析もある。韓国の若い守備手たちが体力を武器に強い圧迫をかけ続ければ、勝算があると見られている。李委員長は、「イランの選手たちが組織力が強いチームには弱い姿を見せているだけに、体力を活用して組織的に動けば良い結果があるだろう」と話した。

一方、イランのアミル・ガレノエイ監督は、「韓国戦は恐くない」と話した。ガレノエイ監督は、「韓国の前の試合をビデオテープで分析した。今、この瞬間、たくさんのことは言えないが、韓国を恐れていない」と話した。

韓国とイランはアジア杯で何度も対戦を続けている。1996年、アラブ首長国連邦大会以後、アジア杯で4回連続8強戦で出くわす。1996年には韓国が2−6で悽惨な敗北を喫した。2000年のレバノン大会では韓国が2−1で勝って、3位まで上がった。2004年中国大会では韓国が3−4で負けて、4強進出に失敗した。

韓国は8強戦でイランさえ破れば、イラク−ベトナム戦の勝者と4強戦に臨む。韓国としてはいずれも勝算があるチームなので、うまく行けば、決勝まで視野に入れられる。

一方、片方ではサウジアラビア−ウズベキスタン戦の勝者と日本−豪州戦の勝者が4強で取り組むことになっていて、連日接戦を予告している。



bluesky@donga.com